多分皆が知ってるピーターパン

大人にならずにずっと子どもでいるんだよね

ピーターパンシンドローム

ピーターパン症候群ってのがある

詳しくは説明しないけど早い話大人になれない人

すごく自分はピーターパンです


働かなくてはいけません

当然生活していくにはお金が必要ですから

夢の為に専門学校に行く予定です

学ぶことは大事です

でも働く気になれません

専門学校に行く準備も全然してません

もう願書も出さなくては


旅にでたいです

旅に出たいけれど旅に出ることからも逃げてました


今自分のいる場所がわからなくなっています


色々なことに目をそむけて逃げています


きっと今はそうゆう状態だと思います


どうにかしたいです


このままではいたくないです


もう少しもがいてみます



何度目だろう

こうしてリスタートするのは


何度再出発をして

それと同じだけ立ち止まっただろう


今回は強引な再出発だね

再出発のスタートラインの上で足踏みしてるのはいつもと同じだね


いつもと同じ

あとは腹をくくるだけだね


歩き出したい気持ちと

一歩踏み出すのをためらう気持ちと

その間でまだうつむいてるんだね


どれくらいの時間を使ったんだろうね

途方もない時間が流れてしまったんだね


きっかけが欲しくてきっかけを探してたね

きっかけなんてなかったのに結局再出発するんだね


ほんの少しの勇気と

いっぱいに溜め込んだ涙と

大きく見える不安を

しっかり鞄に詰めたなら

もう出発の準備はできてるよ


なんだってできるよ


なんだっていいんだよ


みっともなく

泥だらけで

歯を食いしばって

涙を流して

意地汚く

胸を張って

歩いていこうよ


そんな自分を認めてあげなよ


そうなれないのは

かっこ悪い自分を見たくないからでしょ


でもね

周りの皆は自分で思う以上にそんなかっこ悪い所を知ってるんだよ


だったらもう

それでいいじゃない


臆病者で

すぐに逃げるし

動き出せないし

動いてもすぐに止まって


もう諦めなよ


本当はすごく怖いんだ


このまま歩いていける自信がない

もう全て投げ出して逃げたい

なにも聞きたくない

なにも見たくない

いつでも怯えているんだ


そうやって生きてきた


これからもそうだろう


そんなことを思うと

もう嫌になる


そんな風に言っていた


同じだね


本当に

そこから逃げ出せない時もあるよね


でもやっぱり

そこから抜け出す道は

歩いていくしかないんだと思う


どこまで行ってもきっとついてくる

少し距離ができるだけ

だけれど

それだってきっと楽しくなる


いつかまた

同じように逃げ出せなくなっても

また

歩いていけば

また楽しくなる


僕は歩くよ

君はどうする

まだ立ち止まっているかい

それとも一緒に行くかい


わかっていたんだ

本当はなにもないってこと


でも認めたくなかったんだ

本当はなにもないってこと


だんだんだんだん

なくなっていったんだね


このままいくと

本当に消えてしまうのかもしれないね


形も影も

全部なくなってしまうのかな


それって

どんな感じなんだろうね


終わりもこないんだね

きっととても苦しいね


失ったものを

取り戻せるのかな


わからないけれど

取り戻すしかないんだよね


このまま

それを認めるなんてできないよね


きっとそれは

楽な逃げ道なんかじゃないよ


きっとそれは

もっと苦しい道だよね


だから

少しずつでも取り戻さなくちゃいけない


なんにもない世界にでも

花を咲かせようよ


ぐるぐるぐるぐる

ぐるぐるぐるぐる

廻って廻って廻って廻って


いつかは元いた場所に戻るのかな


心が抱えられる容量が増えると

ほったらかしになる苦しみや

痛みや

悲しみや

後悔や

自分の中の矛盾や

焦りも

どんどんどんどん増えていって


自分でも全部わかっていて

それでも動き出せずに

自分で自分を追い詰めて


周りの応援にも追い詰められて


やっと動き出して


自分の歯車がかみ合っていないコトに気づく


このままでは壊れてしまうって

なんとか動き出して

そこで気づくのは

すでに壊れた自分


壊れていたのが

やっとここまで来たって

やっと戻ってきたって

そう思っていたのに


そこまで来た自分を抱きしめて

ふと抱きしめた腕を開いてみたら

もうコナゴナになっていた


思いっきり

泣ければいいのだけれど


声がかれる程

叫べればいいのだけれど


心を開いて

安心していられる人が隣にいて

思いっきり泣いて

叫んで


そうすれば

ほんの少し

ずれた歯車が戻ってきそうな気がしたのだけれど


今の自分が

どこにいても

なにをしていても

どこか場違いな気がして


どこに行っても

なにをしても

どうやら自分はもう違うんじゃないかと思ってしまった


世界は忙しくぐるぐるぐるぐる廻っていて

一度外れて落ちた歯車は

居場所を失うように


遠い海の底に沈んで

世界を見上げたら

どんな風に世界が見えるんだろう


真っ青な空の上から

世界を見下ろしたら

どんな風に世界が見えるんだろう


僕の手には今

何があって

僕の手には今

何がないんだろう


ぐるぐるぐるぐる

ぐるぐるぐるぐる

廻る廻る廻る廻る

廻れ廻れ廻れ廻れ


君はどこにいるの

僕はここにいるよ

君には僕が見えるかい

僕には君が見えないよ

君には僕の声が聞こえるかい

僕には君の声が聞こえないよ

自分の本当の今の姿と向き合うのは

とても怖くて

とても辛くて

見たくない現実も

認めたくない真実も

全てがそのままのしかかってくる


それは自分の理想の姿が

明確になっていけばなっていく程に

現実と理想のギャップに押しつぶされそうになる


本当に今一生懸命に頑張って

自分の理想と現実とのギャップを

その差を埋めようとしているのなら

まだ救いもある


けれど

どこかで力を抜いたり

一番キツイ所から目をそむけて

手ごろな所だけで

100%じゃない力で

全力の力を出さずにやっていると

周りの人達は騙せても

自分を騙すことはできないから

やっぱり余計に苦しくなる


そして

自分が全力じゃない姿に

惰性に流されて

惰性の流れに自ら身をまかせると

理想は遠い未来のものだから

今は今の姿と自分を偽ると

心の内側からグチュグチュと腐っていく


その腐った心は

自分の全てを腐らせて

やがて死んでいくのを待つだけの

人じゃない「人の形をした肉の塊」になってしまう


そんな現実に気づいて

どうにかそこから逃げ出さなくちゃいけない

そう思っても

その壁があまりに高く

険しいものに見えて

なかなかその壁を越えるコトができない


そんな時に

心の中で

本当はその壁なんて

自分の踝ほどの高さもなくて

たった一歩前に踏み出すだけなのだと気づく


気づいても

ずっと立ち止まってきたせいで

自分の足が根を張ったように

鉛のように重たくて

前に進めないと思う


でも本当は

足を動かす気がないだけだと気づく


そうして逃げた生活をしてきて

大切なモノに向き合ったときに

なんて自分は情けないんだろうと

恥ずかしくなる


だから大切なモノからも逃げる

そうすると

空っぽになって

もっともっとなにもできなくなってしまう


大切なモノをもう一度心に取り戻そう

そして

もう一度

一歩ずつ歩き始めよう


自分が一番輝いていられるように


理想の姿を

遠い未来に託すのじゃなくて

今の自分がそうなれるように


そして

その理想がさらに素晴らしいモノになっていくように


ここにこうして「ナニカ」を描くって事をどれくらいやってきただろう

ここを始める前にも自分のホームページに独り言として色々描いたりしてきた


僕は文章を書くのが苦手です

絵を描くのも苦手です

人と話すのは好きだけれど

何かを誰かに伝えるということはとても難しくて


人前に出るとすぐに顔が赤くなる子でした

言葉がうまく口から出てきませんでした


文章を書こうとしても

結局書きたいこともまとまらず

めちゃくちゃな文章で


でも僕はこうしてナニカを描くということを始めました

それは人になにかを伝えるということを知って

その気持ちよさ

嬉しさ

そうゆうものを知ったからです


それを知ったのは僕が誰かにナニカを伝えることができた時が初めてじゃなかったんだ

人にナニカを伝えてもらった時にそれが嬉しくて楽しくて気持ち良くて仕方なかったからなんだ

それでも僕は気づかなかった

伝えることを


そしてある時気づいたんだ

心の中にある

素敵なことを

大切なことを

人に伝えることができずに心の中にたまっていくと

それはだんだんと濁っていくってことに


僕は素敵な思い出を素敵なままに大切にしておきたかったんだ

だから誰にも教えない

こっそりと大事に心の中にしまっていたんだ


だけれどだんだんとその素敵だったモノ達は風化していくように

光を失っていくように

少しずつ寂しくなっていったんだ


僕は今でも上手に人にナニカを伝えられるようになんてなっていなくて

伝えたいことはたくさんあってもそれをどうして伝えていいのか

それをどんな形で伝えるといいのかも

全然わからないんだ


それでも少しずつでも

自分で向き合って大切に育んで

そしてその答えなんて全然見つからないけれど

ひとつひとつを

今はまだ誰も聞かなくてもいい

今はまだ誰も見なくてもいい

それでもこうして「伝える」ということをしていこうと思った


いつか伝えるべき人にちゃんとそのバトンを渡せるように

そしてこうして書いている時にも誰かがそのバトンを受け取って

ナニカを感じてくれたり

ナニカのきっかけになったり

ナニカのヒントになってくれたらいいなって思うんだ


よく「たまにしかブログ更新してないよね」

「たまに更新したかと思ったら何個も書いてるよね」

と言われることがあるんだ


ごめんなさい

まだ上手に伝えられないから

コンスタントに毎日描いたりできないんです


伝えたい言葉や

気持ちが溢れてきた時に

一気にそれを書き溜めることしかできていないんです


たまに「今回のすごく良かったよ」とか

「今回ので色々感じたり考える事ができたよ」

なんて言ってくれる人がいる


僕がちゃんと返信しないせいもあってコメントは全然ないけど

たまにそうやって友達からメールがきたりすると

本当に心があったかくなって

伝えたかったナニカが

心の中でポゥッと光を燈すように

すごく気持ちよくなる


そうなると

僕の伝えたかった大切なナニカは

僕の中でもっと大切なナニカになって

もっともっと大切なナニカが産まれたりするんだ

そして僕自身ももっと豊かになれる気がする


今はまだ下手くそだけれど

それでもちゃんと「伝えるコト」を続けていこうと思う


そして伝えたいコトをもっともっとたくさん心に燈せるように

僕の心がもっともっと素敵なモノでいっぱいになるように

たくさんのモノを伝えてもらう

そしてたくさんのモノを伝えていきたいと思う


姿も見えないし

声も聞こえないけれど

誰かが僕の描いたモノを読んでくれているなら

本当にありがとうございます

今日は家にいて

自分の部屋は片付ける所も特にないし

居間や台所の掃除をしたり

犬の散歩をしたり

庭で土いじりをしたり

作りたいと思っていた木彫りや電気スタンドを作って

ゆったりと過ごそうかと考えていました


でも今日はちょっと色々あって

調べたい事もあって

本を買いに行こうと思いました


場所は去年の10月から今年の1月の頭まで働いていた某古本屋さん

すごく皆素敵な人で

突然にわがままで辞めた僕に今でも優しくしてくれるし仲良くしてくれます

たまにお店に顔を出すと皆喜んでくれたりしてそれがとても嬉しくなります

飲み会の時にも誘ってくれたりなんて事もしてくれます

本当に皆が皆を大好きで気持ちがよくいられるので好きです


働いていた頃は色々考えてしまって

そこに居続ける事ができなくなって逃げてしまいました

それでも今でも皆仲良くしてくれます

辞めるという決断も皆受け入れてくれて

別な場所に行ってもずっと仲間だと言ってくれました


そのお店に今日またお買い物に行ったんです

ちょうど昼休みでずっと面倒を見てくれて

本当にいつもその人がいるだけで安心して働かせてくれたサブマネージャー

辞める時に本当に色々話を聞いてくれてわがままで自分勝手な理由なのに

ちゃんと考えて決めた答えならそれでいいよ

ずっと仲間だから全部私にまかせてと言ってくれたトレーナーさんが昼休みに入っていました

僕の直接のトレーナーや当時いつも一緒に働いていた人や一度辞めてお店に戻ってきてそれから本当に色々よくしてくれた人達は今日は休みだったのですが

サブマネとトレーナーをお店の中で待ってました


昼休みが終わって二人が出てきて

トレーナーが入り口の掃除をするということだったのだけれども

何故か一緒に掃除することになってました

制服まで貸してくれて逃げる訳にも行かない状況になりました

でも正直本当はそれが嬉しかったんです

辞めた自分にこうして接してくれる事がすごく嬉しかった

掃除が終わってからは何故か他の仕事も一緒にやってました

結局サブマネとトレーナーを含む朝の出勤の人が終わる17時まで一緒に働かせていただきました


わがまま言って突然お店を辞めた自分に皆変わらず接してくれて

そしてお店に顔を出したらいつも色々気遣ってくれたり

お店に顔を出さなくても皆ずっと繋がっていられるんだって実感させてもらえます

そんな皆と一緒に働けたこと

そして8月には辞める事が決まっているサブマネとまた一緒に働けた事がすごく嬉しくて

幸せで

ありがたくて

とても楽しかったです

お駄賃に200円もらえました


本当に今日は急遽とても素敵な時間を過ごせたことが嬉しかった

幸せだと思えた


今日という1日に感謝して

そんな風に愛し合える皆に感謝して

そしてこんな風に生きられる事を教えてくれた全ての人たちに感謝して

皆にありがとう

まだ会った事もなく

これから出会うかもしれない皆に

ありがとう

そしてはじめまして

まだ会った事もなく

これからも出会えないかもしれない皆に

ありがとう

愛しています

僕は家族に愛されて幸せに育ってきました


それでもある時家族がすれ違い

バラバラになっていった時期がありました


それは当時の

まだ心が育っていなかった僕にとっては

親に捨てられたような苦しみでした


家族は絶対的に常に味方で

無償の愛を与え続けてくれる存在と思っていた僕は

深い絶望と悲しみを体験しました


それからある程度の時間を要して母とは少しずつ信頼関係を取り戻しました

ですが父との関係を構築するのにはもっともっとたくさんの時間が必要でした


僕は思春期に入り

母親から父親に愛着形成をしなおそうとしていた途中だったのだと思います

そんな時に父が傍にいなくなりました

男性というものを理解しきってはいない時期だったのでしょう

そして家族は女家族でした


その事が引き起こした問題もありました

ゲイやオカマといったものではありません

男性とのコミュニケーション能力に今でも多少欠如したものを感じます


それでもそれまでにも父や祖父に愛されてきたり

他にも男性性の人は傍にいたので多少はカバーできました


しかし男親というものの背中を見て育てなかったことは心にしこりを残しました

一番父親に頼りたかったときにも父は傍にいなかった


そんな悲しさや寂しさはいつしか怒りに変わりました

怒りに変わるまでにはそんなに時間はかかりませんでした

いつしか父を憎んでいたと思います

愛していたから余計に許せませんでした


それでも父と向き合う時が来ました

それは些細なきっかけ

自分の趣味の為でした


父に頼る気もなく

ただ一応父親だから承諾だけはと思い話をする事になりました


それでも心のどこかで父との関係を元に戻したかったのだと思います


僕はその話し合いで自分の趣味としてのものを認めさせる為の交渉で

卑怯にも相手の痛い所を突く事で自分を優位にしようとしました


僕は父が自分の傍にいなかったことで捨てられたと感じたこと

それが原因で苦しかった事を責めました

あなたは僕が一番辛い時にどこで何をしてましたか

僕がそんな事になっていることも知らなかったでしょう

と父の心など考えたこともありませんでした

あなたは父親としてなにをしたと

しかも父は若い頃にバイクで片足を失い義足で生活をしてきました

それが原因で僕は父とサッカーやキャッチボールをしたくてもできませんでした

それは仕方のない事とわかっていたのにその事まで責めました

自分がバイクに乗りたいということの為に

父が足を無くした原因であるバイクに乗るために


父はその僕の言葉を少し寂しそうに

悲しそうに

苦しそうに聞いていました


そして

自分もその間にとても苦しかったこと

僕を捨てた訳でも家族を捨てた訳でもないこと

そして傍にいたいと思っているというようなことを話していました


その言葉を聞いて僕は涙を流していました

その時初めて父親も人間だということを知ったような気がします


幼い頃は休日にはよく遊びに連れていってもらいました

家族で出かけたりもたくさんしていました

父は家族ででかけられるように本当はスポーツカーのような車が好きなのにワゴンに乗っていました


僕は小さい頃は父も大好きでした

それなのにほんの小さなすれ違いから僕は父を憎みました

そして父を責めました

父が一番苦しむ言葉を選んで

自分の楽しみの為に

いや

本当は復讐しようと思っていたのかもしれません


僕はその時の父の顔が今でも忘れられません

あんなに悲しそうな

苦しそうな

寂しそうな

自分を責めるような

あんなに辛い表情は初めて見たのです


お互いに愛していたのに

僕は父にいつかは謝らなくてはいけないと思っています


できるならそれは父がいつか自分を本当に見つめ

帰ってこられた時に

僕はあもう一度ちゃんと父と向き合い

謝ろうと思います

フッと幼い頃の事を思い出しました

それはよく思い出す光景です


まだ幼かった僕が大好きだった時間です


それは我が家の二階の一室

祖父が生きていた頃書斎として使っていた部屋

当時僕は祖父が大好きでした


僕は階段を駆け上がり

祖父の部屋を目指します

小さな僕はきっと勢いよくドアを開いていたでしょう


その扉を開ける瞬間が好きでした

扉を開けると正面にある窓の前に

祖父の大きな机がありました


祖父はその机に向かって仕事をしていたのか

手紙でも書いていたのか

幼い僕にはそんなことはどうでもよかったのです


ドアを開けて部屋に入ると

大きな声で遊んでほしいと伝えます

祖父は少し振り返り優しい声で少し待つように言います

僕はおとなしく祖父の後ろで待ちます

その時間はとても甘い時間でした


ほんの少しの間

祖父が区切りをつけて手を止めるまで

僕は祖父の後ろで祖父を眺めながら待ちます


夕日のあたるハズのない部屋なのですが

祖父の机の向こうから夕日が差し込み

祖父が優しく浮かび上がるように思い出すのはその時間が

とても優しく僕を包み込み

安心してそこにいたからでしょう


少しすると祖父は手を止めて椅子から立ち上がります

僕に近寄り

なにをして遊びたいか尋ねます

僕にとっては祖父と遊べるのならどんな事だっていいのです

たいていは祖父と相撲をします

祖父に向かって一生懸命僕は祖父を倒そうとします

それを祖父はしっかりと受け止めてくれます

そしてそのまま少ししてから

僕を優しく転がします

床につく手前で軽く僕を引き起こしてくれました


そうやって祖父と遊んでは満足します


でも本当は祖父が僕に振り返るその少しの時間が一番好きでした

遊んでもらっている時間よりも

ドアを開けるまでの時間よりも

祖父が机に向かう姿を眺める時がとても好きでした