スポーツの面白さはもちろん勝ち負けですが、一瞬で終わってしまうものもあれば数時間に及ぶものもあります。
その中でも何時間も同じ動きで休憩なしで走るフルマラソン。
私はこの競技をスタートと20㎞を過ぎた辺りか30㎞辺りから観ます。
《その理由ですが‥》
体内では運動のエネルギー源として糖と脂肪が使われ、大まかな比率ですが安静時(糖が1割、脂肪が9割)、中強度運動時(糖が5割、脂肪が5割)、高強度運動時(糖が9割、脂肪が1割)と変わります。
フルマラソンで使う糖のエネルギーは約2500kcal
体内の糖の貯蔵エネルギーは約2000kcal
速い(サブスリー)選手が走り始めてから糖の残量が20㎞を過ぎた辺りから、、後半にどれだけ残せるかがカギ。
緩急をつけた速度や坂道は糖を多く使ってしまいます。
《なので、変化の表れる後半です》
脂肪のエネルギーのほうが多くあるからそれだけで走るのは?なんて言う人も・・・
動いていれば少なからず糖は使われます。
脂肪のエネルギー中心では時間がかかりすぎて競技になりません。
競技ではなく「タイムより楽しく完走!」であれば時間無制限の大会で有名なホノルルマラソンが良いですね。
この大会、、とても感動します。
毎年初めて参加する人が多く、ましてや初フルマラソンの人も少なくありません。
このような人は足を慣らしておかないと痛い目に合います。
特にダイヤモンドヘッドの高低差が大きいので平坦なコースより筋肉を使います。
ゴールの公園から歩いて帰るわけですが、足に炎症が生じて痛いためゆっくり歩く人を多く目にします。
翌日に買い物をする人もスローウォークで大変です。
話しを戻して‥
先ほどお話しした糖ですが運動強度が上がって糖を使う比率が高まるとアドレナリンが多く出たり乳酸濃度も高まり様々な変化が表れてきます。
「いけそうだな‥とか、調子いいな‥」と思ってちょっとスパートをかけたり、勾配などでもストライド(歩幅)を大きくとったりすると糖が使われる割合が増えます。
車の燃費も同じようにアクセルを踏み込んで回転を上げたり、上り坂をシフトダウンして回転を上げたりすると燃料の減りが早くなります。
そして、この時期だからこそ
ホームトレーニングもこの理論が分かれば効率よくできます。
ヒンズースクワットも有酸素運動として動きを考えた豊富なバリエーションで外を走らなくても脂肪燃焼や心肺機能を鍛えるのにイイですよ。
また今度話します。
ゴールは必ずある!頑張ろう![]()
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【本人】
