曇天の日曜日
気持ち的には沈んでいるので知人とスタジオに入ったりした
ふと思ったことがある
「なんでもいいよ」とか「好きにしていいよ」
という言葉
非常に困る
ギターボーカルの人間が曲を作ってくる
僕はドラムなのでどのようなドラムにしたらよいか作曲者であるギターボーカルに問う
すると「俺ドラムのことわかんねえから好きにしていいよ」
と返答がくる
さらにリードギターの人間が「ギターソロってどんな印象にしたらいい?」と問う
すると「俺その辺の知識ないからなんでもいいよ、任せる」
などと返答
曲の雰囲気とか他の楽器との親和性のようなものとかそういうものとマッチさせたいので作曲者の意見というのは聞きたい
大体自分で曲を作る時点でどんなバンドの、どんな奏者の、どんな曲というような漠然としたイメージがなきゃ作れない、と思う
曲じゃなくても絵を描くだとか文章を書くだとか行き当たりばったりで何かを作り始めることは出来ない
例えば馴染みの飲食店なんかに行って「なんでもいいから何か作ってくれ」という常連なんかがいる
そんなことを言われてもメニュー外のものを作るのは費用や時間の問題もあるしその人の好みとかを知る必要もあるし非常に迷惑で困る注文である
具体的な料理名じゃなくても肉が食いたいか魚が食いたいかくらいのヒントは欲しい
曲を作る時も同じでドラムはこんな感じ、ベースはこんな感じ、ギターソロはこんな感じという風にヒントが欲しい
上手く言葉にできないなら"あのバンドのあの曲っぽくしてほしい"くらいの言い方は出来ると思うんだけれども僕の知り合いのギターボーカルはそういうこともしてくれない
そして思った
「なんでもいい」という言葉を使わないようにしようとこの言葉を使われる側になって初めて思った
あ、また愚痴になってしまった
明日は友達と焼き肉を食いに行くというイベントがある
おおよそ5年は焼き肉なんて食べてない
嬉しい
それにしても仕事探さねば