バニラ・スカイとスペイン語

コトバ というか言語に対して、これだけ印象に残った映画というのも他にありません。



映画「バニラ・スカイ
」でトム・クルーズ演じる主人公の夢と現実の中に何度も現れ、「Hola(オラ)!」とスペイン語で語りかけるヒロイン(ペネロペ・クルス)の魅力的な表情が、どうしても忘れられません。



映画の中の主人公も、自分の理想の女性像としてヒロインを”作り上げた”という設定になっていますが、この映画を見た私自身の理想の女性像も、この映画にかなり影響されていると感じています。



「バニラ・スカイ」はスペインの「オープン・ユア・アイズ」という映画のハリウッド・リメイク版です。

この映画で主人公を演じるトム・クルーズが自らプロデュースした「エリザベスタウン」と同じく、恋愛映画の中でも「男性向け」と思われる映画です。



ロマンチックな雰囲気にひたるような映画というよりは、男性がよく陥りがちな迷路から抜け出すヒントになっていたり、過ちに気づかせてくれるストーリーになっています。

こうしたストーリーの映画をプロデュースするトム・クルーズ自身の恋愛における失敗や傷なども、映画の中に反映されているのかもしれません。



やさしく包み込んでくれるようなストーリーだった「エリザベスタウン」と違い、「バニラ・スカイ」は喉元にナイフを当てられたような息苦しさがあります。

主人公が身に付けている怪しいマスクを通して呼吸をしているような錯覚を覚えます。



そんな映画ですが、僕はDVDを購入して何度も見てしまいました。

映像の美しさはもちろんですが、この映画には見ている者を何度もその世界に引き込むような魅力があるんです。



ちょっと危険な匂いを感じつつ、この映画を楽しんだのが数年前。

この映画のヒロインに似た女性を見つけると、感じる興味を抑えることができませんでした。



そして今度はコレ。

スペイン語です。



僕はスペイン語自体のコトバの響きや、肌で味わう感触に魅力を感じているので、学校で英語を習ったように文法から入ったりするのはイヤだったんです。

ロゼッタストーンという語学学習ソフトは、「魅力的な映像」「音声」「マイクを使った音声認識」を使って学習を進め、時には自分がストーリーに参加するというレッスンを通して言語を学ぶパソコンソフトです。



ソフトがあればテキスト不用で学習することができるため、机の上にいつも仕事の道具や趣味のものでいっぱいにしている僕でも、気持ちよく学習することができます。



不用なものが何もないって、本当に気持ちいいです。

さて、ロゼッタストーンを使ったスペイン語学習、どうなることやら。



専用のブログも立ち上げたので、興味のある人は遊びにきてください。



→「スペイン語はロゼッタストーンではじめます



前回の記事、NHK衛星映画劇場にて放映された「フォロー・ミー」の録画に成功しました。

友人から頼まれての録画だったのですが、衛星放送対応のテレビからテレビ録画可能なパソコンに録画させるのは結構大変でした。
でもなんとか接続することができ、無事に録画できました。

「フォロー・ミー」を見ていたら、夫婦関係が徐々に冷めていき、すれ違いが大きくなった過程を丹念に描いた映画を思い出しました。
ブルース・ウィルス&ミシェル・ファイファーの「ストーリー・オブ・ラブ」とか。
「ストーリー・オブ・ラブ」自体はメグ・ライアン主演の「恋人たちの予感」の続編だそうですね。
うーん。見たかどうか思い出せない。。。

一度は失いかけた夫婦間の恋心やロマンスが、浮気を疑って妻を尾行させていた探偵の心の目を通して取り戻されていくというアイデアは面白いですね。
奇想天外な発想ですが、なんだか説得力があるんです。
きっと実際の体験を元に描かれているに違いない、なんて思いました。

公開されたのが1972年ということですから、この映画のエッセンスは最近の映画でも見ることができると思います。
こういう古い映画を始めてみる人は、最近の映画から過去のノスタルジックな映画へと思いを馳せるというよりは、この映画から最近の映画で同様のテーマを扱ったものを見始めるということが多そうです。

やはり古い映画なので見始めは感情移入がなかなか出来なかったのですが、ある程度予想していた展開の前半が終わり、後半に入ってくると次第に映画の世界に吸い込まれていきました。

あまりにも堅実であるために温もりを感じさせない夫に失望し、街をさ迷っていた孤独なはずの女性を尾行しているうちに、孤独だった自分の夢や希望を取り戻した探偵が見せる表情。
映画の中でもハッキリとは描かれていない、不思議な力の説得力。

しかし、この映画では主人公である夫婦の行く末は、ラストのたったワンシーンでしか描かれていません。
「え?ここで終わりなの?」
と思って驚いてしまいます。

でも、そのワンシーンはなんとも言えない余韻が残るんですよね。

それこそが、この映画が私たちに向けて送ってくれたメッセージなのかもしれません。

関連記事:
「フォロー・ミー」
「フォロー・ミー」NHK衛星映画劇場にて放映


以前の記事で、「フォロー・ミー」という映画がDVD化もVHS化もされていないと書きましたが、2008/08/18 24:50 ~ 2008/08/19 2:25 に「NHK衛星第二」で放送されます。

この映画のタイトル「フォロー・ミー」で検索している人も多いので、待ち焦がれていた人も多いと思いますが、ついに放送されますね。
うちはBSを見ることも録画することもできないので、実家に行って見ようかと思っています。

以下、インターネットTVガイドより、

衛星映画劇場「フォロー・ミー」
2008/08/18 24:50 ~ 2008/08/19 2:25 (NHK衛星第二)

ミア・ファロー トポル マイケル・ジェイストン

 72年アメリカ。ミア・ファロー。ピーター・シェーファーの戯曲を映画化。きまじめな夫との生活にはない自由を求めて町をさまよう女性が、夫の依頼で彼女を尾行する探偵との交流を通して、夫への愛を取り戻していく。キャロル・リード監督。字幕スーパー。

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      GemCEREY×ベガスの恋に勝つルール

     全国 5大都市 合計1500名様 映画試写会にご招待!!
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試写会ご招待の募集は終了しました。
また次回のお知らせをお楽しみに!!


仕事も恋も、最高を手に入れたい。

そんなキャリアウーマンをキャメロンディアスが魅力的に演じます。

試写会の場所も札幌・東京・名古屋・大阪・福岡と全国を横断。

ジェムケリーが完全バックアップするこの試写会に合計1500名をご招待します。


フィアンセに突然の別れを告げられたジョイ(キャメロン・ディアス)が、仕事をクビになったばかりのジャック(アシュトン・カッチャー)と知り合い、一晩飲み明かして意気投合。
翌朝気づいてみると、なんと二人は結婚していた!

正気に戻った二人にとって、この結婚はやはり受け入れられない。

なかったことにしようとした矢先に大金が手に入り、今度は所有権を巡って争うハメに。

短い間に、失恋、結婚、財産を巡る離婚騒動と大波乱の展開に、このラブコメディーはどんな結末を見せてくれるのか?

今から本当に楽しみですね。




今月の1位 恋 空

全国が涙したせつない物語が待望のDVD化!

今月の2位 ONCE ダブリンの街角で デラックス版
多くの映画ファンを魅了した奇跡の大ヒット作
今月の3位 未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~
世代を超え歌い継がれるDREAMS COME TRUEの名曲の世界観がついに映画化!


今月は1つの洋画作品を2つの邦画がはさむ形となりました。

初恋というのは実らずに終わるものという切ない恋を描く恋空が1位となりました。

恋愛映画って、「そのときに自分が必要としてるもの」が描かれたものに出会ったとき、忘れられない映画になるんですよね。

初恋の切なさは多くの人が共感できるテーマだと思うので、1位というのも納得です。

2位にランクインした奇跡の名作も、3位のドリカムの曲の世界観を描いたものも、どれも新しいタッチで新鮮です。

バップ
彼女の恋からわかること

10人の女性が自らの恋愛体験をカメラに向かって話し掛けるという設定の作品。

話している内容はフィクションで脚本があるのですが、10人の女優が役になりきって演じる姿は見ごたえがあります。


この作品は普通の映画ではなく、固定カメラに向かってそれぞれの女優が話しかけるという作品です。

10 tiny love storyというのが原題で、その名のとおり数分から10数分程度の語りが10個入っています。


10人の女性が語るそれぞれの恋の形は様々。

旅行先での行きずりのセックス、過去の恋人との一瞬の再会、別れた夫への愛着や嫌悪の感情、次々と恋に落ちるスリルを楽しむ女性、自分に向かって語りかけられるかのような彼女達の演技は、見る人が男性であっても女性であっても何かを訴えかけてくるに違いありません。


カウンセリングに興味のある人だったら、彼女達の語りをカウンセラーになったつもりで聞いてみるといいかもしれません。

話が終わったあと、自分なら彼女達に向かって何と語りかけるのか。

彼女達が語らなかった、表情に隠されていた感情は何なのか。


自分が彼女達の相談に乗っているつもりで見るとたぶんとっても疲れるけれど、彼女達には彼女達なりの理由があってそうせざるを得なかったのだと気づけば、あなたは「何かしてあげなければ」と焦る必要はありません。


彼女達の視点で語られるものの、画面には登場しない男達はいったいどういう人間なのか?

多くの男性は彼女達を不幸にしているように見えるのだけれど、それはどういうコミュニケーションの取り方によるものだったのか。

彼女達が仕向けたのか?

彼らが望んだのか?


この作品に出てくる彼女達は特別不幸なわけでも、悲しい物語を語っているわけでもありません。

にもかかわらず見ていて虚しく感じるのは、彼女達がそうした運命を自ら選んでしまっているように見えるところではないでしょうか。


私達は皆、小さいころから学んで身に着けた特別なコミュニケーションの形を持っています。

そのコミュニケーションの取り方が、自分を不幸に見せたり周囲を明るく照らし出したりするんです。

ほんの少しそれを見直すだけで大きな変化があるのだけれど、それを見直す機会は稀。


毎日の忙しさを理由に、それを避けていることは残念でなりませんよね。


こころのcafe でも、その機会を提供するサービスをもっと広めていきたいと思います。


映画「フォロー・ミー」


すみません。

今回は映画の紹介じゃなくて、映画の捜索願いです(;^_^A


こころのcafe SNSの会員さんからお勧めの映画紹介がありました。

「フォロー・ミー」

映画「Shall we ダンス?」の探偵事務所の壁にポスターが貼ってあった、あの映画みたいです。

そのストーリーは・・・ある男性が育ちも趣味も価値観も違う女性と恋に落ち結婚。ところが価値観の違いから二人の仲はどんどん遠くなり、やがて奥さんは朝早くから夜遅くまで帰ってこなくなる。。。
浮気を疑った男性は探偵を訪ね、妻を尾行させることになるのだが・・・。

と、「Shall we ダンス?」のストーリー展開にそっくりです。
映画好きの興味をくすぐるこの作品。
そして素敵なストーリー。

絶対見たい!と思ったのですが、なんとこの作品、DVDが発売されていないそうです。
なんてこと!

興味を持った方は、こちらのサイトに映画紹介の記事があります。

http://www.satonao.com/cinema/followme.html


「昔、深夜のテレビで見たよ!」

「近所のレンタルビデオ店でVHSを見たよ」


などなど、情報をお持ちの方がいたらコメントくださいね~。



恋愛相談カウンセリング こころのcafe


カウンセリングにインターネットが利用されはじめた頃は、ネットカウンセリング とはメールカウンセリングのことでした。
当時、この分野を最初に始めたのが今のピースマインドだったと記憶しています。

その後、インターネットでカウンセリングをする人が増えて、チャットやインターネット電話などを利用したカウンセリングをする人がでてきました。
特にインターネット電話は、外国に住んでいる日本人にも気軽に利用できるので、これまでの国際電話を使ったものと比べて非常に画期的だったと思います。

ネットでの利用はメールのまま、内容以外はしばらく発展しませんでしたが、最近やっと純粋にネットを最大限に活用したカウンセリングの形が登場しはじめました。

そのひとつが「こころのcafe」の30daysオンライン(ネット)カウンセリング です。
これは既存のネットカウンセリングであるメールカウンセリングの延長ではありません。
目指したのは電話カウンセリングと同じクオリティであり、対面に匹敵するくらい利用した人の心に残る充実したカウンセリングです。

「こころのcafe」カウンセラーも、カウンセラーになる前に様々なカウンセリングを利用しました。
それは自分の悩みを解決するためでもありましたが、同時に、その効果や利点を体感するためでもありました。
ネットでのカウンセリングは、たとえばメールだとひとつのやり方に頼らざるを得ないというのがありました。
反応を見ながらの会話がどうしても少なくなるメールでは、途中での進路変更が難しく、消化不良になる場合が多かったのです。

そういうところを見ていて、私はもっといろいろなことに対応できるカウンセリングネットでもできないかとずっと考えていました。

こころのcafeの30daysオンライン(ネット)カウンセリングは運用をはじめて1年になります。
その間に多くの方にご利用いただき、内容もその都度改良しながら本日まで続けてきました。
今では多くの方にその便利さを知っていただいていて、問い合わせや利用申し込みの対応に忙しい毎日です。

ネットでのカウンセリングを試してみたいという方はいっぱいいます。
ただその内容が心配な人も多いことでしょう。

こころのcafeのネットカウンセリングは100人いたら100通りの進め方があります。
決して同じ悩みだからといって、その人の個性を無視したやり方はしていません。
試してみる価値がないとしたら、これほど多くの方に利用されてはいなかったでしょう。

カウンセリングは悪いところを直すために利用するのではありません。
よりよい生活を手に入れるために選ぶものです。


是非考えてみてくださいね。


心理テスト検索エンジン


心理テスト検索エンジン 」がスタートしました。


恋愛・性格・脳タイプ・・・など、人気の心理テストごとにカテゴリ分けされています。

まだまだ登録数が少ないので、みなさまお勧めの心理テストを募集中です。


みなさんがやってみて面白かった心理テストがありましたら、是非ご紹介くださいね~。

メルマガ「恋愛映画心理学」の創刊号がやっと書きあがりました。

発行はちょっと延びて2月12日(月)です。


思えば今日は土曜日ですね。

みなさんどんな休日を過ごされてますか?


メルマガ創刊号は、当ブログ「恋愛映画L-O-V-E」で『エリザベスタウン』について書いた記事に、白馬の王子様の話やジョウの話を追加してまとめました。


興味のある方は読者登録をお願いします。

というか、是非お願いします。



先日の記事にいただいたコメントで、

「いやあ、私はもう恋愛なんてとっくの昔に卒業ですが・・・」

なんていうのがありました。


そう思っている方が他にもいるとしたら、

僕が言っている恋愛の意味を取り違えていると思います。



恋愛というのは、人生の中の局所的なできごとではなく、

その人の生き方を象徴しています。


浮気をした自分の罪を相手の罪にすりかえる人は

人生においても自分の責任と他人のそれを区別できませんし、

いつも感謝してパートナーを気分よくさせておくことができる人は

人から奪うことより与えることで幸せになれることを知っています。


恋愛で悩んだときは生き方を振り返る絶好のチャンスです。

仕事や遊びでは気付かなくても、恋愛では気付かずにはいられませんからね(o^-')b



さてと。

恋愛映画心理学 をよろしくお願いいたします。

(・ω・)/