診断 全治一週間のはずが、

2週間ベッドの上で絶対安静に。

なんでも、尻の傷がふさがらないと、皮膚移植が必要らしい。

そんな、大きな傷だったのかよ。 でも、尻ってあんまり痛くない。

毎朝、尻の手当てに巡回してくる先生や看護士。

恥ずかしくて、人見知りもできないぜ。


毎日、妻と子供が来てくれた。 いい奥さんだろ!と、のろけてみたりする。

でもさ、当時三ヶ月の次男坊は家で待機。 一ヶ月も合えなかった (涙)


大部屋だったんだけど、いつもみんなカーテンを開けて、楽しく傷自慢をしていた。

看護士さんも感心するほど、仲がよかった。 


3週間後、ミュータント並に傷が回復したので、シャワーを浴びた。


一ヵ月後 晴れて退院した。 つうか、追い出された。 

 廊下では、患者が俺の出るのを待っていた。