えあわせ。 | 作家 吉井春樹 366の手紙。

えあわせ。

 

 

 

だれかが

 

こたえをしってる

 

ような気がする。

 

 

星の数と

 

自分の感覚が

 

同じとはかぎらない。

 

 

他の人の意見と

 

自分の意見とが

 

同じとはかぎらない。

 

 

だれかに

 

うかがいながら

 

だれかの

 

こたえをまってて。

 

 

それがなんだか

 

自分のこたえなような気がする。

 

でも、

 

その自分のこたえのような気がする、

 

っていうのが

 

ほんとのこたえかどうかは

 

自分だけが知っている。

 

 

 

こたえあわせは

 

ほかのだれでもない

 

自分としかできない。

 

 

正解であれ

 

不正解であれ

 

答え合わせは

 

いつも自分と。

 

かならず自分と。

 

 
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