うふとん。 | 作家 吉井春樹 366の手紙。

うふとん。

 

 

しあわせは、

 

おふとんセットみたいなもの。

 

自分のカラダを

 

やさしくうけとめる

 

敷布団のように、

 

「ふしあわせじゃないしあわせ」

 

があるのだと思います。

 

 

痛くない、とか

 

寂しくない、とか

 

苦しくない、とか

 

傷つけられない、とか、

 

そんなに辛くない、とか

 

そんなに難しくない、とか

 

そういう、

 

「無事」であることを

 

ひとつのしあわせとすると、

 

「ふしあわせじゃないという敷布団」を

 

僕たちは、まず、求めているんだと思います。

 

 

この敷布団だけで、

 

過ごしている人も少なくないように感じます。

 

敷布団のありがたみを感じるために、

 

ときどき、敷布団のないところに行って、

 

痛い、心地よくない、しんどい、を経て、

 

そしてまた戻ってきて、敷布団があってよかったなあ、

 

って、ふしあわせじゃないしあわせを味わう。

 

でも、世界には、

 

掛け布団もあるのですよね。

 

敷布団の上に寝転んだうえに、

 

やさしく掛け布団をかけてあげるんです。

 

 

いやなこととか

 

ふしあわせなこと、とは関係なく、

 

「ごはんがまずくなくて幸せ」じゃなくて、

 

「ごはんがおいしくて幸せ」です。

 

「好きな人に嫌われてなくて幸せ」じゃなくて、

 

「好きな人と出会えて幸せ」とか

 

「仕事で怒られなくて幸せ」じゃなくて、

 

「仕事が楽しくて幸せ」とか

 

 

一旦、ふしあわせを通るんじゃなくて、

 

そのままのしあわせを上乗せしていく感じです。

 

 

ただただ、シンプルに、

 

敷布団からはずれないで、

 

痛い想いや嫌な想いをしないで、

 

そのまましあわせを味わっていいのですね。

 

 

ふかふかの敷布団に守られて、

 

やさしい掛け布団に包まれて。

 

 

ふしあわせじゃないしあわせとの上に、

 

さらに、もっと、しあわせを重ねていく。

 

 

死んでないからしあわせ、は、

 

生きているからしあわせ、で、

 

楽しく生きているからもっとしあわせ、です。

 

 

別れてないからしあわせ、は、

 

出会えたからしあわせ、で、

 

一緒にいるからもっとしあわせ、です。

 

 

ふしあわせがないしあわせと

 

しあわせがあるしあわせを、

 

両方、味わいたいものです。

 
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