ー昔からー
一生懸命、好きで好きで、
いつだって全力で尽くしてたはず。
それなのに、そっぽを向かれて、
他の誰かのもとに行ったりして。
そして、何より一番悲しいのは、
それを知っているのに、
そのことを伝えられないこと。
せっかく会えたのだから、
この空気を壊したくないから。
ということにして口を閉じる。
そして、別れたあとに悲しくなる。
ほんの少し、尋ねるだけで、
答えがどうであろうと、楽になれる。
壊れることを、離れることを、
別れることを、終わることを、
恐れているままでは、その苦しみからは、
いっこうに解放されることはありません。
それほど固執するのはなぜかしら。
それほど意固地になるのはなぜかしら。
好きだからかしら。
それとも別の理由なのかしら。
かしらかしら。
終わったあとには何が残るのだろう。
というより、何を残したいのだろう。
好きだというキモチがあれば、
それだけで幸せじゃないかしら。
今月の吉井春樹の書き下ろし、
フォトポエム集のタイトルは
「言えなかったごめんなさい。」

「月刊うれしぴ」↓くわしく。
