三つ葉と四ツ葉と。 | 作家 吉井春樹 366の手紙。

三つ葉と四ツ葉と。

作家 吉井春樹 366の手紙。-3clovers


僕の奥さんは、四葉のクローバーを

みつける特殊能力を持っております(笑。

「あ、このへんありそう」っていう

何やら不思議なアンテナがあるようで

ありそうな感じをキャッチした場所には

かならずや四ツ葉のクローバーがあります。


でね、四ツ葉のクローバーって、

しあわせの象徴のように歌われています。

もちろん、僕もすごく好きです。

フォトカードや本の中にも

奥さんが見つけてきた四ツ葉のクローバーを

何度も写真に載せたことがあるほど。



ただ、三つ葉のクローバーも僕は好きです。

四ツ葉のクローバーを欲しいがために、

われ先にと急いで焦って、たくさんの、

三つ葉の存在を踏みつけてしまったうえで

手にした幸せは、ちょっと悲しいかも。


だから、四ツ葉を探すあまり、

まわりが見えなくなってしまわぬよう、

足元の小さなひとつひとつを見守りながら、

まったり、ゆっくり、ときどき、がっつり、

暮らしていきたいものですね。










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今月のうれしぴトークのテーマは

「うえいと。」
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