弱い音
たくさんの「アル」の
世界に居た。
多分。
居た気がしたのかな。
たくさんの「アル」の世界の
『ない』街に
流れ流され辿り着く。
あ。そか‥。
アタシは
此処に住んでたね。
淋しかったんだ。
理由もなく。
たくさんのアルを
すべて打ち消して
此処に居た。
生理前か‥。
天気か‥。
更年期か‥。
久し振りに
目覚めて
思った。
=消えてしまいたい=
そう呟いて
覚醒する。
覚醒したのは
あの頃の
アタシだ‥。
死にたい。
誰も
アタシが居なくなっても
探さない。
そして。
哀しまない。
これ見よがしで
死ねた
彼女を
羨ましいと
思い始める
暗黒の世界。
此処は
すごく寒くて
誰でもよくなる。
アタシをくるんでくれるなら。
小さな小さなアタシが
アタシに手招きしてんだよ。
いかなくちゃ
いかなくちゃ
此処は
寒い
ハチの腕の中は
温かかったな。
でも
もう
要らない____