「コミュニケーション」というものを紐解くと、そこではエンコードとデコードが連続的に行われていると言える。
送り手は、頭に浮かんだイメージを、「言葉」という体系化された符号の中から一番自分の抱いたイメージに近いものを選び出し、口から発する。
これが、エンコード。
そして受け手は、そのエンコードされた情報を脳に送り、その言葉の持つ意味の中から、自分の過去の経験に基づいて推測される最も適しているであろう解釈を選び出し、理解を深める。
これが、デコード。
そして恐らく、Aというイメージがエンコードされ、空気を通じて相手の脳に伝わり、それがデコードされたときには、そのAは既にAではなく、Aダッシュとなっている可能性が高い。
少し無機質な言い方になってしまったので、ちょっと表現を変えてみる。
山崎拓巳さん著『めんまじ』から引用すると、コミュニケーションとは相手の持つ「心のスクリーン」に、いかに自分の持つイメージを正確に投影するか、これが大切なのである。
私がマネージメント側の職種についてから、前よりも多くの方とお会いする機会を持てるようになった。
そのひとつひとつは、どれも貴重な体験ではある。
そしてその結果、コミュニケーションの巧い人とそうでない人との差が、明確に見えてくるようになった。
これもやはり、経験を重ねた故のものであると感じる。
中には、私を含めた「受け手」の心のスクリーンに、そのイメージを正確に投影することができずに損をしている人もいる。
結構、多く。
私の理解力が追いつかない場合もあるかもしれないが、大概がそうではない。
おこがましいが、私が言葉を発するときに意識していることがある。
それは、とにかく簡潔に、である。
これを「コツ」などと言うつもりはないが、少なくとも、相手の心のスクリーンに、そのイメージが正確に投影される可能性は高くなるはずだ。
一言で「簡潔に」と言っても、これはなかなかに難しい。
簡潔に喋るためには、事前に自分の頭を整理し、ある程度は体系化しておかなくてはならない。
つまり、自分の思考を紐解き、最も適したエンコードを行い、且つ、相手に正確なデコードを行ってもらうための準備が必要なのだ。
自分の脳で的確に整理されていないものが、相手に正確に伝わるわけはない。
そういう意味でも正しい手段であると感じる。
私が大量の情報を相手に伝える際には、マインドマップを用いる。
ご存知かもしれないが、マインドマップは、下記のようなものである。
http://bit.ly/hnzUYY詳細はここでは触れないが、例えばスピーチのとき。
マインドマップで思考を整理し、出来上がったものを「絵」として脳に記憶すると、原稿がいらず、澱みなく喋ることができる。
言葉とは、所詮は言葉である。
しかし、人と人とは、字であろうが手話であろうが、この「言葉」を以てのみしか、意思の疎通はできない。
故に、これからも、もっと気を遣って発していきたいと思う今日この頃である。
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