昨夜、私がコーチングを受けている会社に執行役員として在籍している女性と、その会社に転職したての新入社員の女性と食事を共にしてきた。
楽しすぎたので、うっかり写真を撮るのも、ブログに書いて良いかも訊き忘れてしまったので、抽象的な表現のまま話を進める。
テーマは、「輝きすぎて眩しい人と酒を飲みながら語ろう」。
ほんと、テーマ通りの会となった。
女性のうち1名は、コーチングの権威と日々仕事を共にし、数多くのプロジェクトの立ち上げに関わっている人。
もう1名の女性は、大学、大学院と工学部にて研究を行い、前職は健康関連のベンチャー企業にて最前線で働いていた人。この6月に、今の会社に転職したということ。
コーチングの話、宇宙の関する諸説の話、口臭を科学する話、日本の健康情報と憲法の話、
やー、これだけ聞くと「どんな話の繋がり?」と思うよね。
でも、きちんと繋がってたんです。
ここに書いてみようと思うのは、日本における「健康情報」の話。
Google Health というサービスがある。
これは個人の健康情報を一元化するためのサービスで、今までばらばらに存在していた検査結果、診療結果、投薬履歴、アレルギー情報などを纏めて体系的に保管しておくことができるものだ。
当然ながら、アメリカにてサービスが始まり、その後に世界各国へ展開していくという流れになるのであろうが、そもそものアメリカでもあまり巧く回っていないようなのだ。
根底には、「自分の健康への投資」という部分で、消費者との間にギャップがあるらしい。
では、日本ではどうか。
日本でのサービス展開を考えた場合、消費者とのギャップ以前に、そもそも制度面での壁があるという。
「個人情報」の考え方である。
実際、個人情報という概念から切り離し、個人の健康に関わる情報を「健康情報」として明確に区別するような概念も模索されたようなのだが、どうもうまくいかない。
結局のところ、その「情報」の所有権は誰に属し、管理責任を誰が持つのか、という部分で国が主導権を発揮しないから、らしい。
簡単に「国が主導権を」と言ってしまえれば良いのだが、そこもなかなか根深い。
憲法の「人の尊厳」という部分に密接に関わっているから。
私なんかは自分の健康情報が人に漏れようが「ちょっと恥ずかしい」の程度で済むのだけれど、例えばある人にとっては体重のデータそのものによって自殺を考えたりと、考え方にかなり幅が出てきてしまうのだという。
私も「なるほど」と感じたのだが、結局「尊厳」という範疇の大きなものが根底に絡んでしまっているため、解釈の部分の整理をしないと、先に進まない実情があるようなのだ。
一方で、本当に有用なものであればクロネコメール便のサービスのように、法律の解釈を少し曲げてでも世に浸透することはあり得るのではないか、という話にもなった。
現在も保険会社をはじめ、恐らくGoogle社も、日本での健康情報の一元管理について草の根活動を続けている。
その成果によっては、健康情報の考え方にブレイクスルーが起きるかもしれない。
私としては、大いに期待したいなー。
ここまで終始、心地の良い頭の使い方をしながら酒を飲んだのは久しぶりだった。
有意義な時間だった。
例によって、目白 TAPPA にて。
http://ameblo.jp/kztk-kit/entry-10926669984.html