「風に吹かれて」
8月9日(火)
オリンピックの結果や高校野球、天皇陛下の生前退位など何かと話題の多い月曜日でした。そして立秋、意外と風もあって何か涼しい感じの日でした。さて、今から71年前には太平洋戦争が終わりに近づき、原爆の投下で日本は悲惨な状況だったのでしよう 。いつの時代も平和を保つのは努力無しでは難しいですが、いつも平和であって欲しいですね。
「小林一茶、全句集より」
・雀の子
そこのけそこのけお馬が通る
「注釈」
道に遊んでいるすずめの子よ、そこを早くのけよ。お馬が通るからあぶないぞ。
なからい悠
「今日の俳句」
・潮焼けの
海に背中を思ひ出し
子供の頃は朝早くから午後まで、昼ご飯も食べずに海に入っていました。獲物は、マダコや舌びらめ、モズク蟹、岩牡蠣とサザエでした。
・石畳み
打ち水ぬれて下駄の音
夕暮れ小路、今でも故郷の金沢に帰ると実家から近い、打ち水に濡れた石畳みを歩くのが好きですね。
・秋立つや
風に移ろい思いつつ
立秋の声を聞き、単純なのか吹く風にも小さな秋を探して居ます。これからの時期は昼は蝉、夜は虫の声が賑やかになって行くのでしよう。
では、穏やかにお過ごしください。