飲食店がお客様に提供している物の正体



お客様が飲食店に求める商品やサービスとは?


このテーマについては全ての飲食店が正しく認識し続ける必要があるテーマだと思います。


答えは、100100通り。


まぁ、当たり前ですよね。


でもここで考える事を止める人が多いのも事実。考えているつもりでフワッとした事だけですませている人が大半なのが現実です。


何故そういう思考になってしまうのか?


それは、100人が100通りなら自分のやりたい事をやろうと都合よく解釈してしまうからです。


この思考はマーケティングの放棄に等しく、集客や単価アップの施策を打つ際に、お店の軸から外れた行動をしがちな原因となります。



では、都合良く解釈せずに、どのように思考を前に進めるか。


まず100人が100通りだとしても、傾向に分けて分析する事はできます。


ざっくり大雑把で誰でも思いつく括りは以下の通りです。


・料理 / 飲料(ジャンル、名物)

・箱(雰囲気、ハード)

・サービス(人、クオリティ)

・シチュエーション(記念日、)


分けるところまでは誰でもやってます。



次は『マッチング』です。



お客様とお店を直接マッチングしようとすると、客観性が薄れます。


なので、一旦『商品・サービス』を挟んで解釈します。


商品・サービス = 提供している物事、として極力抽象度を高く認識して考えます。


こういった思考を進める時に邪魔になるのは『都合の良い解釈』です。


マッチングは相手あっての事なので、『お客様にとって本当に都合良い商品・サービス』と『お店に出来る事』を紐づけます。


例えば、ラーメン屋さんには、不特定多数のお客様に向けて結婚記念日の特典を付けても、集客には繋がりません。

でも、毎日食べるランチのカロリーを抑えたヘルシーメニューの開発で女性客を取り込む事は出来るかも知れません。


ここに都合の良い解釈の入り込む余地はありません。


今日はここまで。



kz