昨日、今年のドラフトでオリックスから1位に指名された山下俊平太投手が仮契約を済ませ、
背番号は12に決まったと発表されました。
オリックス(阪急)の背番号12と言えば、西本、上田監督の黄金時代に長く活躍した大熊忠義選手が
一番有名だと思いますが、実は投手でも名選手が多く着けていた番号です。
まずは、1950年代に活躍した柴田英治投手(現役11年で91勝77敗)。
ちなみにこの方は1952年(昭和27年)5月11日の近鉄パールス戦で、
71球というプロ野球史上最少投球数での完封を記録しています。
また1980~1990年代に活躍した山沖之彦投手(現役13年で112勝101敗24セーブ)
彼は最多勝利(1987)、最優秀救援(1984)とタイトルも2回獲得しています。
その後の水尾嘉孝投手、歌藤達夫の二人の左投手は中継ぎで活躍。
また巨人から移籍して1年目に復活の二桁勝利を挙げた木佐貫洋投手も記憶に新しいだけに
印象に残りますね。
昨シーズンまで着けていたマレーロ選手はまあ成績はともかくNPB通算10万号のホームランで
球史には名を残しました。
こうして見ると、チーム的には右の先発投手の番号というイメージが湧きますね。
(入団から2年間着けていた佐野皓大選手も当然その系譜に入ってくれることを期待されていたはず。
来年こそ何とか打者で芽を出してほしい)
ポテンシャルの高さを評価されている山下投手、現チームの先輩の山岡、山本両投手、
背番号の先輩の山沖氏とチームと背番号に通じる「山」で始まる苗字の符合は、
彼の未来の活躍を期待させてくれていい感じですね。
高校入学時から165キロを目指して研鑽を続けてきたという山下投手。
近い未来に佐々木朗希投手と競い合って日本最速の記録を出すかもしれませんね。
柴田投手、マレーロ選手と、球史に名を残してきた背番号だけに
彼もきっと何か大きなことをやってくれるはず。
その成長をしっかり見守っていきたいと思います。