こんにちは🌿
細胞セラピスト/管理栄養士の九谷麻衣です。

 

前回は、「なんで運動が必要なの?」というテーマで、分子栄養学の視点から“体を動かすこと”の大切さをお伝えしました。

 

今回はもう少し体の中にフォーカスをあてて、
元気のもとをつくる「ミトコンドリア」と運動の関係についてお伝えしていきます。

私たちは、歩いたり、笑ったり、考えたり、息をしたり——
どんな動きにも、かならず「エネルギー」が必要です。

 

このエネルギーをつくってくれているのが、細胞の中にある「ミトコンドリア」。
よく“細胞の発電所”などと呼ばれることもありますが、イメージとしては“体の中にある小さな工場”。

この工場が、ちゃんと働いてくれているからこそ、私たちは毎日を元気に過ごせるのです。

 

でも実はミトコンドリアって、けっこう繊細。
ストレスや加齢、運動不足が重なると、すぐに“のんびりモード”になってしまいます。

 

・朝からだるくて動けない
・寝ても寝てもスッキリしない
・なんとなく頭がぼんやり
・前より疲れやすくなった気がする…

そんなとき、もしかすると体の中で、エネルギーがちゃんと作られていないのかもしれません。

 

つまり、ミトコンドリアが「ちょっと休憩中」になっている状態。
そうなると、心も身体も、どこかパワー不足になってしまうのです。

 

ここで役立つのが「軽い運動」です。

 

たとえば、朝のお散歩や、深呼吸しながらのストレッチ。
それだけでも、細胞の中のミトコンドリアに「そろそろ働く時間だよ〜」という合図を届けてくれます。

この合図が届くと、ミトコンドリアは「もっとエネルギーをつくろう!」とやる気を出して、
数も質もどんどんパワーアップしていくことがわかっています✨

 

朝、太陽の光を浴びたときの、あのスッキリ感。
運動も、それとちょっと似ています。

 

やさしく体を動かすことで、
細胞たちがそっと目を覚まし、エネルギーの巡りがよみがえってくるのです。

すると、

冷えやむくみ、胃腸の重さなんかも、少しずつやわらいでいくことがあります。
そして気分の落ち込みにも、運動はやさしく寄り添ってくれます。

 

「運動しなきゃ…でも今日はムリかも」そんな日もあります。

 

でも、ほんのちょっとだけ——
朝に伸びをする。深呼吸しながら背伸びする。
それだけでも、細胞の中のエネルギーづくりが、そっと目を覚ましてくれるかもしれません。

自分にやさしく、無理なく。
体を動かすことは、じつは“内側の元気”を呼び戻す手段でもあるんです。

 

次回は、

「なんだか集中できないな…」「ごはんのあと、つい眠くなってしまう…」


そんな“心と体のぼんやり感”のヒミツを、紐といていきます。

実はこれ、体の中で“エネルギーをうまく使えていない”サインかもしれません。

 

食べたものからエネルギーをつくるしくみ(=糖代謝)や、
血糖をうまくコントロールする力(=インスリン感受性)がちょっと乱れていると、
心や集中力にも影響が出やすくなるんです。

 

でも大丈夫。
やさしく体を動かすことで、乱れたリズムは少しずつ整っていきます。

 

次回は「血糖のゆらぎと運動の関係」について、わかりやすくお届けしますね。

 

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細胞セラピスト/管理栄養士
九谷麻衣