過日。桜が満開の頃。

朝早くからホテルに入って行く彼。

しかもおめかしまでして。

ホテルには何やら沢山の人々。

吃驚の彼。

  

遡ること数ヶ月。

桂花丸氏から連絡があった。

「春に真打昇進の披露宴があります!」と。

出欠を問われ、“出”と答えた。

そう答えたのが幾人いたかも知らずに…。

  

そして数ヵ月後、吃驚の彼。

会場には800人ほどの人。

「こんなに大きい宴とは…」と呟く彼。

 

そして席に案内され、再吃驚の彼。

三遊亭楽太郎師匠。

三遊亭好楽師匠。

南原清隆氏。

等、錚々たる面々。

落ち着かない彼。

  

そして彼の横の空いていた席に座る影。

ふと見ると其処には猫ひろし氏。

一安心の彼。

  

宴、始まる。

猫ひろし。

ナイツ。

ポカスカジャン。

等の、挨拶や余興が続く。

そしてテレビや舞台でお馴染みの

師匠方の挨拶。

何とも豪華な宴だコト。

すると、舞台に楽器のセッティングが…。

幾人もの重鎮を前に熱唱。

“水中、それは苦しい”

生では初めて観歌の彼。

「何とも凄い…」魅了される彼。

素晴らしかったようです。

  

宴、お開き。

  

花丸 改メ 三代目  桂 枝太郎

襲名。

おめでとう御座います。

その枝にどんな花が咲くのか楽しみです。

   

  

ヒーローになりたい

ただ一人 君にとっての

つまずいたり 転んだりするようなら

そっと手を差し伸べるよ