今日、彼はテニスラケットを片手に家を出た。

ギター片手に上京する夢見る若者の様に。

かと言って、今更プロテニスプレイヤーを目指す訳ではない。

 

今年初のテニス部。

今日のメンバーは、ヤナギブソン氏、青空 岡氏、中山功太氏、そして彼の4人。

傍から見ると変てこな4人組でした。

 

取り敢えず練習で打ち合う4人組。

凡そ半年振りの活動の為、『あ、ごめん!』『うわ、でかい!』『すいません!!』の嵐。

その横では中学生であろう少年達がラリー。

球と戯れるおじ様達を尻目にラリー。

 

練習を終え、シングルマッチ開催。

岡vs中山(勝者 中山)  ヤナギブソンvs彼(勝者 ヤナギブソン)

そして決勝、ヤナギブソンvs中山

結果、勝利の女神はヤナギブソン氏に微笑んだ。

否、あまりにもお粗末な試合内容の為、勝利の女神の嘲笑でした。

 

試合後、コートにトンボをかける彼等。

そして帰る準備。中山氏は汗を流す為に、顔を洗いにトイレに行った。

数分後、彼等の後にコートを予約をしていたおば様達が。

と、同時に戻ってきた中山氏。

するとおば様達が中山氏の元に行き、怒鳴っている。

どうやら、トンボをかけたはイイがその所為でコートの線が消えている、とのコト。

おば様たちの罵詈雑言は止まらない。

そこまで怒るか?と思うほど怒る。

『ちゃんとやって帰り!』『テニスをする資格無い!』『顔洗って出直して来い!』

今、顔を洗ってきたばかりの中山氏にそんな言葉を浴びせていた…。

 

そしてコートを綺麗にした4人組はコートを出た。

『はあ…』と中山氏が溜息を一つ。

『さっきね…』と言葉を続ける。

『顔洗いにトイレに行った時についでにウンコしたんですよ…。

 ほんだら紙無かったんです…。』と言いながら足下に視線を落とす。

 

中山氏の足から靴下が消えていた…。

 

 

そんな中山功太氏や、ヤナギブソン氏も出演するイベントがHEP HALLであるそうです。

【久馬ラボ 『ピン』】 時は6月18~19日

興味の有る方は是非行ってやって下さい。