今日の彼は、久方ぶりの休日だったようだ。

目覚め後、ボーっとしていた彼は突然、思い立った。

「そうだ、岸和田へ行こう」…と。

 

南海電車に揺られて凡そ30分。

見覚えのある懐かしい景色に目を刺激される彼。

 

小さな城。アーケードの高い商店街。岸和田市立産業高校。寂れた市役所。

天然温泉リバティー。アスファルト上の地車停止線の文字。

懐かしい…。

 

しかし、岸和田城の前のサル山に、彼が学生の頃には数十匹居たらしいサル達が

一匹しか居なかった…。

何があったのだろう?

亡くなったのか…?隔離されてるのか…?逃げたのか…?

はたまた、進化しヒトと成り生活しているのか…?

 

ぶらりした後、友人が経営している居酒屋へ。

小学校5年以来の友人だとか。

相変わらず料理は美味い、とのコト。

『この店もっと大きくしたるからな!』と熱い夢を肴に酒を呑む彼。

 

もし岸和田方面に赴くコトが有れば是非行ってやって下さい、とのコトです。

南海本線 和泉大宮駅下車上る 徒歩約5分

《うまいもんや とも》

 

※注 よく喋る主人なので静かに食事をしたい方にはお勧め出来ません…。

 

 

その昔、俺たちは土の匂いをしてた

その昔、俺たちは守るために走ってた

俺は今でも、守るために走っていたいのだ