今日彼は仕事前に美容院へ行った。

彼は美容院での会話が苦手らしいが、

今日の美容師は一言も喋りかけてこなくて、ほっとしていた。

…が、最後ドライヤーを始めるや否や口を開いたらしい…。

『今日はお休みですか?』、と。

「何故今?しかも声が小さくて聞き取り難い…。

どうせなら切ってる時に話してくれれば良かったのに…」と、戸惑う彼。

そんな彼を尻目に、構わず喋り続ける美容師。

会話を模索しながら想像で答える彼。

「会話は成り立っているのか…?」そんな一抹の不安が彼に過った時、

ドライヤーの轟音が止んだ…。

すると美容師も口を閉ざした。

「何故だ?何故閉ざす?今話せばイイじゃないか!?

彼女はドライヤーが付いてる時にしか話せないのか?否、ドライヤーが話していたのか…?」

 

その後彼は、【アオい アオい アオい空】の稽古へ。

今日から始まったみたいだが、覚氏脚本だけに素敵な話になりそう、らしい。

しかし長くならねばイイのだが…。

チケットご購入された皆様方、一応、飲食料、着替え、寝袋、大事な人の写真等、

持参された方がイイかも、とのコトです。

 

帰路につく途中、彼はコンビニへ。そこで新しい【ドラゴンボールカプセル】を発見。

一星球、二星球、購入。

あと5個で願いが叶う、と微笑む彼。