昨日彼は大和の田原本という地へ赴いた。

夏祭りの余興のためらしい。

お客さんも沢山居て大層盛り上がったそうだ。

待ち時間中、彼は町長さんらしき人から面白い話を聞いた。

『この地は桃太郎の生誕地だ。』と言う。

しかし岡山だと思っていた彼は、そう訊ねると『この地から岡山に向かったのだ。』と言う。

これはかなりの距離になる。

そして更に追求してみるとその地には‘きびだんご’は無いらしい。

となると、その地で軍資金を得、岡山できびだんごを購入し、

鬼ヶ島までの道中でイヌ、サル、キジに遭遇し、だんごをあげたのか…?

では何故岡山できびだんごを購入したのか?

何故岡山まで何も購入しなかったのか?

生八つ橋では駄目だったのか?

それまでに他の動物には遭遇しなかったのか?

桃太郎は何が【日本一】なのか?

卒業して一体何解るというのか?

…等、彼の頭を疑問符だらけにした町長は去り際にこう言ったらしい。

『だから岡山、田原本、岐阜には桃太郎伝説があるんですよ。』…と。

「なぬっ!岐阜??岐阜だと?岐阜もそうなんですか?」と彼が訊ねた時には

もう町長の姿は無かったらしい…。

という事は、岐阜から桃が流れてきて、奈良で拾われ成長し、

岡山へ旅立ったというコトなのか?

それとも〔桃太郎 桃二郎 桃三郎〕が居るというのか?

ひょっとして木兆太郎(きちょうたろう)とかいうバッタもんだったのか?

んん??分からん…。

というか、何だこの文は?…と、彼苦笑。

 

そんな彼は今日明日とうめだ花月の芝居もん。の舞台に立つ。

残り公演少ないですが、楽しい舞台なのでまだ未見の方は是非に。とのコトです。

 

それと母君の為に沢山の祝福コメント有難うございました!…とも。