主人公フレディ前村が「あなたのその自信はどこからくるのですか?」
と、憧れのまなざしで問いかけるとゲバラはこう答えました。
「いつも怒っているだけだ。」
この理不尽な世界に常に怒りを持ち続け、毅然として冷静に対処する姿。
ブレのない怒り。
そして「憎むな。憎しみから始まる戦いは勝てない。」と言うのです。
その怒りは愛ゆえのもの。
これは、人間としての尊厳を守るために戦った名もなき戦士たちの物語です。
懲らしめたい奴らは山ほど居ても、いったん殺し合えば永遠に続く負の連鎖。
正義は立場によって、逆転したり成立しなかったりします。
とはいえ日本じゃ正義も理想もありゃしない。
誤魔化し野郎が逆切れ解散。
犯罪隠しの無意味な選挙。
同じ穴のムジナが茶番劇。
日本人は、もっと怒るべきです。
怒りを有効活用して、社会に変革を。
~ 以上、7年前の記事より一部抜粋 ~
あの熱い気持ち、今でも思い出せます。
ただ、今では革命を望むほどの気力が湧いてきません。
穏やかな生活の中で、怒りを持ち続けるというのも不自然な気がします。
それにしても、都知事選のドロドロした裏情報やら、あいかわらずの無関心層やら
選挙期間中のポスターでのいたずらやら・・・、もう怒りを通り越して情けないです。
選挙とか投票とか民主主義とか、意味も分からずに何をやってるんでしょう。
形だけ、やってるふりして、誰かトクしてるんですか。
立候補した56名の中には、真剣に問題に取り組もうとして挑んだ人もいたはずです。
なのにこの大切な機会も最初から結果ありきで、馬鹿げたヤラセに見えてきます。
今、多くの人の抱える怒りは、この先どのようにエネルギー変換されていくのか・・・。
ただ悪者を仕立てて排除しようとするだけでは進歩できないでしょう。
その先に何を目指して突き進むか目標が決まっていないと脆くも崩れてしまいます。
誰が悪いか、どこから始まったのか、原因のあぶり出しが最初の一歩なのかもしれません
が、わかったつもりで、そこだけに固執していては変革に繋がっていかないのでは❓
彼や彼女の悪口が飛び交っていますが、本当に改善していくつもりなら、まずは自分自身、
そして身の周りに暮らす人々の、政治に対する意識を再確認することだと思います。
政治の話は避けるべき話題などと言ってる場合じゃありません。
それでも投票にさえ行かないのなら、もう民主主義など絵に描いたモチ。
神棚にでも飾って、文句も言わず、おかみの言うがまま、なすがまま、いつまでも大人しく
だまされて、搾取され続ければいいと思います。