長男 入院⑤ ～もう少しのはず。～

3/30(月)

朝、外が暗いうちから栃木の母がこちらに向かい、手伝いに来てくれた。(夫は仕事)

ノーマルタイヤに替えたばかりのところ、前日に雪が降ってしまったので、再度スタッドレスにタイヤを交換して向かって来てくれた

今年古希を迎える母に、無理させちゃってるなぁ…と思うも、やっぱり助かる。

私は長男の付き添いで病院にいたため、自宅で母と夫に交代してもらい次男をみてもらう。

私は病院でこの簡易ベッドでいかに快適に寝られるかを考える

折り畳み式のこの簡易ベッド、もう釣りとか運動会とかに使うようなイスがデカくなっただけ

ガシャン！ガシャン！と脚の部分を伸ばし、よし、これで横になれるか？と思い寝転がると

ガターン！！と頭の方が落ちたり、足の方が落ちたり

なんなの！？これ、なんなの！？ドリフなの？と本当にイライラした

長男を病院に連れて行く際に車の中に敷いて使用した、ちょっとしたマットとか毛布を敷いて腰痛軽減も狙ったけど、全然ダメで、もう全体的にあの簡易ベッドは私の中でアウトだった

土曜日に大変な事になった病院、バタバタしすぎてなかなか医師も看護師も滅多に顔を見せない

THE・放置

いつもなら決まった時間に検温だので看護師さんが来るのに来ない

こちらとしては気楽で良かったけど。大変なのは凄く理解できるけど。入院患者の事も忘れんなよ

と思った血液検査はしたけど、それ以降は放置気味

退屈そうな長男をシャワーに誘い、湯船も使っていいそうなのでお湯を張って長男を入れる。

お風呂大好きっ子なのに、あんまり喜ばず。

よく笑うようになったし、たまに走ったりしちゃうのに、何だかイマイチ元気が出ないのは川崎病のせいなのか、ずっと病院にいるからなのか。

心配になり「にぃに、大丈夫？元気無いの？」としつこく聞いては嫌がられた

今、病院にいる長男の気持ちを上げる手段は好きな物を食べさせるくらいしか思い付かない私。

マックのポテトとナゲットが食べたいというので「じゃあ後で買ってくるよ！」と約束。

夕方母に交代してもらい、自宅で家事と次男の世話を進めている間に、前々記事で書いた、退院の目処が立ったという連絡をもらった

嬉しい気持ちでマックで長男と約束をしたものを買い、病院の駐車場に着くと「ママ！ポテト冷めちゃうよ！」と次男に言われ、急かされながら病院に向かった

長男と次男が会えるのはロビーでだけ。

もう長男の夕飯の時間だったし、あんまり堂々とやりたくなかったけど、子供達はそれはもう堂々とマックを食べまくった

土曜日からナースステーションには誰もいない時とかもあったし、全体的に放置気味なのに、こういう『コッソリ』やるタイミングでやたらと医師や看護師に会うのって何なんだろ(↑全然コッソリじゃない)

「早く食べて」と急かし、その後次男と別れてからも長男は部屋でマックを食べていて、運ばれた夕飯をそっちのけにしてマックばかり食べている姿を看護師さんに見つかる

特に何も言われなかったけど、オーラがイラついていた(笑)

この日は長男の点滴のチューブ等が外れ、本当の自由の身になれた

ずっと点滴のチューブとそれが外れないようにするための固定する板みたいなのが包帯で巻かれていて、見た目がロケットパンチのようだった

「やったね、ロケットパンチ無くなった」と長男と二人で喜び、また少し心が楽になった

ノー残業で帰ってきた夫と交代し、翌日も忙しい母は日帰りで栃木に帰る。

無事に自宅に着いたという連絡をもらったのは22時前で、本当に申し訳ない思いでいたけれど

『長男の退院の話を聞いた時の事を思い出して、嬉しくて泣きながら運転して帰ってきたよ』

とLINEを貰ったときは、本当に有難いと感じた。

孫が可愛いという感覚はまだ私には解らんのだけれど、親が子を想うのと同じくらい、孫は特別なのかも知れない。

3/31(火)。

長男の事で頭がいっぱいだったけど、翌日4/1からは次男の幼稚園の慣らし保育が始まる

本当は長男も行くはずだったけど今は入院中で行けないと園には話してあるので、次男と私の二人で向かう事になる。

以前からある程度準備はしていたので、そんなにバタつかなかったけれど、なんだか頭が追い付かない

２日連続で夜の病院には夫にいてもらう事にして、次男の慣らし保育の準備と、恐らく長男が退院するであろうから、約束のケーキやイチゴジャムの準備も進めた

次男だって幼稚園スタートの素晴らしい日なんだから、ダブルでお祝いになるだろうか入園式はまだだけど。

とにかく何かとバタついて、心が落ち着かないから夜中に何度も起きちゃう日が続いたりしてるけど、もうそろそろ落ち着くはず。

長男が退院にならなかったら、発狂しよう