※これは1980年に先天性心疾患で生まれた女の子の母親が当時付けていた日記です。
時を経て、どこかの誰かの支えになると幸いです。
6月7日
主人(父)から10000円もらう。
春の社内コンペへ行かなかった分18000の払い戻しである。
自分の好きな物を買うようにとの事。
6月8日
M(母の妹)と昼食を食べに行くことにした。
大同門へ行く。
帰りにダイエーへ寄ってきゅうの帽子を買う。
Mにガーゼのよだれかけとガーゼびバスタオルを買う。
今日は優雅な1日でした。
6月9日
咳がようやくおさまる。
寝付いてから咳がでなくなり、物をあげる(吐く)事もなくなった。
完全によくなってくれればいいのだが。
うわぁ~父がどういう感じで母にお金を渡したか、容易に想像できる。
父は昭和のドラマに出てくるような父親に憧れてるようなところがあったから、
きっとこの時も上から目線とも取れるような口調で言ったんだろうな。
若い母はこのときは素直に受け取った様子。
優雅な1日でした。か。可愛らしい。
ずっとずっと可愛らしい母であれたよかったのに。
きっと私の存在がハードな子育てが鋼のようなオカンにしてしまった要因の大きな部分だろう。
そう思うと申し訳ない気持ちが溢れてきてしまう。
母はきっとそんな風には思わないだろうけど。