シュリーマンが十数ヶ国語をマスターした方法。(第78号)
人は記憶する作業を続けていくうちに、どんどん記憶力がよくなっていきます。
脳内の神経細胞であるニューロンの数は、年齢に関係なく増加し、
ニューロンの増加に伴って、飛躍的に記憶力は向上します。
トロイの遺跡を発掘したシュリーマンは、
語学に達人としても有名で、短期間で一つの言語をマスターし、
結果的には十数ヶ国語をマスターした人物です。
シュリーマンの語学学習法は、一種の丸暗記法でしたが、
彼自身は「自分は記憶力のよくない方だった」と述べています。
継続していくうちに記憶力が信じられないほど向上し、
簡単な文章であれば、2~3回目を通しただけで、覚えられるようになったそうです。
しかも、かなりの高齢になってからだそうです。
記憶作業には、逓増性があります。つまり、やればやるほど、効果がどんどん上がっていくということです。
最初は途方もない分量に感じ、自分は記憶力が悪いから無理だと思うことでも、
途中で投げ出さなければ、加速度的に効果が出でくるということです。
勉強という作業は、おおむね何でもこのことが言えると思います。効果が出るまでは時間が掛かりますが、一旦効果が出始めるとぐんぐん伸びていきます。
勇気が出る話ですね。
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編集後記
忙しい7月があっという間に終わってしまいました。
夏期講習は、ここからが勝負です。
暑さとの戦いは、最後は体力勝負です。
健康管理には、しっかりと気を配ろう。