今日は過去問の利用についての続きです。 (第17号)
高校生の場合でも、定期テストの傾向を考えて対策するのは、
同じですが、受験対策としての志望校の赤本の使い方です。
1、赤本の冒頭の部分にある問題分析の項目を見ます。
実際の問題を概観して、
どんな問題が出ているか、どの分野から出ているかを調べます。
これだけでも受験勉強がかなり効率的になるので、
高1高2の人はまずこれだけでいいです。
2、時間を計って問題を実際に解いてみます。
制限時間に間に合うように本番を意識して解きます。
なお、時間が過ぎても問題を解くのはやめず、
ゆっくりでいいので、解けそうな問題はしっかり解
いておこう。
時間がないのか、問題が解けないのか、原因をはっきりさせておきます。
これで、問題の分量を押さえます。
3、解答解説を見て丸付けをします。
じっくり解答を見て、どのような知識、発想が必要なのかチェックしておきます。
なお、問題傾向をさらに詳しく調べておきます。
自分に足りない部分を発見できるはずなので、それを書き出してみます。
4、大体三ヵ年分くらい1~3を繰り返す。
5、 以上の手順を通じて、どのような勉強法をすればよいかを考え、実際に計画を立てる。
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編集後記
志望校の過去問対策は、直前期にするかもしれないですが、
今日の作業は、志望校を決めたらすぐにやってみよう。
あくまで、勉強の計画を立てるための使い方です。
そして、3ヶ月毎にもう一度やってみて、
計画の見直しをしていこう。