空気の匂い | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。

大好きな「2355」を見て、少し外に出た。

今夜の空気の匂い、好き。
いつまでも、この空気と一緒にいたくなる。

ひんやりして、でも冷たすぎなくて、どこか懐かしい。

夏の暑さと共に感じた、たくさんの愛おしいものたちが、すっと秋に移っていく、あの感じ。

遠足の日の匂い。
お祭りの日の匂い。
公演の日の匂い。
それから、それから

一つじゃ足りない、からだ。
たくさんの想いを入れるからだは一つだけ。

そのかけがえのないものが、いくつもいくつも集まってできるお祭りや公演も、日常も非日常も

やっぱり、どれも奇跡だと思うよ。