光と音と衣装を想う(追記) | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


3日、5日、7日と柏studio WUUに出掛けたわけですが、

楽しかったキラキラ

ひなた時間、春、夏、秋と来て、今回の番外編。

去年からずっと楽しみにしてた。

先日は歌う側だった人が、今日は制作スタッフ。とてもいいと思う。

スタッフやるには、一度は役者をやった方がいい。役者やるには、一度はスタッフやった方がいい。
演劇に関して、私の持論。

お互いの気持ちや立場、体験したら、もっと素敵になるって思う。


今日、マイミク しらしらさんのバンド POP RADIO を聴いていて、仕事で小屋付きやってた頃を思い出した。

高校生バンドフェスティバルってイベント。仕事始めて半年くらいだったかな。
リハーサル、本番と、私がPAやってて。いつもは客席より上の別室で操作するんだけど、その時は客席に音響卓を出して。

一つひとつの楽器(ギターとかベースね。ドラムは何本かマイク立ててるから、その一つずつ)とボーカルなどの音のバランスを調整する役目。

リハーサルは終わって、本番。

アンプ(音を増幅させる装置)のレベルをリハーサルより、ものすごい上げたギターだかベースの子がいて。

本人にアンプを下げてもらう以外、もう卓では、どうにも調整できなくなってしまい。

ボーカルがもともと声が細めで、これ以上音上げるとハウリング(ハウるって言ってる、ピーって鳴るやつ)起こすってくらい最大にしたのだけれどだめで、他の楽器も下げたけど、やっぱりボーカル聞こえなくて。

お客さんに、もっとボーカル上げろよ。聞こえなくてかわいそうだろ。

って言われながらも、どうにもできず
っていう失敗をね。

まあ、技術、経験値ともに不足していたわけですが、そんなことは、お客さまにとっては全く関係のないこと。

照明や音響はミスがないのが当たり前なので、常に冷静さと確実さが必要なわけで。

懐かしい。今でも夢に見たりする。

その頃はライブハウスなんて行ったことなかったけれど。

次のフレーズで明かりに色が入りそうとか、音の響きやバランス、それから衣装、客席の空き状況(お客で行ってるのに、案内したり椅子出してしまいそうになる)、会場内の温度…

そんな色々を無意識に考えている自分に気づいて、なんだか不思議。


演劇も音楽も絵も踊りも

観る人と観せる人の いい顔を観ると

とっても幸せな気持ちになる。


時間と空間は、いくらでも素敵にできる。