
今朝はuくんにチャレンジをさせました。
キッズチェアーのテーブルから台所に移動しようとして戻れなくなるという…
途中、はしごみたいになってました。
当然、助けを求めるように泣いてましたが、僕は助けませんでした。
多分、他の人が見たらとても危なく、誰もが手を差し伸べる状態だったでしょう。
それはなぜか。理由は2点あります。
1つは、自分で選んだことの結果を身を持って知るいい機会だから。
2つめは、子供がどこまでできるのかを知るいい機会だから。
1つめについては、僕は「危ないから止めなさい」と言いましたが、uくんは続けた結果、少し高いところから落ちるかもしれない、という状況におちいった訳です。
もちろん、1歳児に言葉が通じるとは限りません。が、僕は今から論理的に話しかけることはとても大切だと思っています。
そして、例え1歳児でも、自分でやったことの責任を感じることもとても大事だと考えています。
それが学びなのではないか、と思うのです。
人から教えられること以上に、自分で体験することに何よりも価値があるのではないでしょうか?
そして、その体験の中で大人が果たすべき役割とは、子供の挑戦や行動を制限することではなく、大怪我をしないように見守るなど、保険をかけてあげることだと思います。
僕の保険のかけ方は、uくんが頭や腰から落ちて大怪我をしないように、10分間食器洗いの手を止めて、ひたすらuくんの身体の動きを見ていました。
もし落ちてしまったときに、すぐに手を出せるように。
2つめについては、通常とは違う状況、環境になると、子供の新しい一面が見られます。
普通に1歳児が生活していると、腕と足だけで身体を支えるような姿勢になることはほぼありません。
しかし、今朝のことが起きて、実は腕も足もかなりしっかりしてきた、ということを理解することができます。
また、自分で身体を動かして落ちないようにする、ということは、自分でどのように身体を動かすか考える、ということですので、uくんが今どれくらい考えられるのか、ということを知ることができます。
これらのことは、すぐに助けてしまっては、親としても知ることができません。
確かに危ないという気持ちも分かるのですが、子供の頃に挑戦する機会を奪われ続け、大人になった時は"チャレンジしろ!"なんて、それは難しいと僕は思います。
何を成功と定義するかという話にはなりますが、もし経済的に成功したいのであれば、多かれ少なかれリスクをとってチャレンジをする覚悟が必要なのではないでしょうか。
その時に必要なのは、チャレンジした後の後始末を楽にする「保険」であって、保険をかけた上でリスクを取る、という姿勢を子供に学んでほしいな、と思っています。