ステップファザーを体験してみてわかったこと。
お伝えできることをお伝えしたいと思います。
もちろん良いことだけでなく、悩むこともあります。
ステップファザーになるか迷っているような方の参考になれば幸いです。
〜メリット1:良い意味で"親ヅラ"しない〜
これは悩みの裏返しでもあるのですが、やはり接するのが子供が大きくなってからであればあるほど、【こども】という感覚は薄くなると思います。
しかし、僕はそれで良いと思ってます。無理して愛着を持つものではないと思います。
逆に僕は、ダチとして子供と接することにしてます。(笑)
公園に行ったら偉そうにベンチでふんぞり返っているのではなく、一緒に泥遊びする。
今でも、都内の遊び場に行ったら子供よりもプラレールをガチで組み立てている大人です。(笑)
親として指導する、みたいなスタンスよりも、子供の気持ちに出来る限り寄り添う方が、ステップファザーのスタンスとしては合うかもしれません。
〜メリット2:子供にとって、新しいことにチャレンジする機会になる〜
今までひとり親で過ごしてきた子供にとって、新しい存在というのは大きいでしょう。
そして何より、子供の環境や遊ぶところ、仲の良い友達関係は、小学生低学年くらいまでは親に100%依存する、と言っても過言ではないのでは?
しかし、親側も、どうしても苦手なことやあまりやりたくないことがあると思います。
インドアの人が男の子のサッカーに付き合ったり、アウトドアが好きな人の子が本を読むのが好きで、図書館に行きたいと言われることの方が多かったり。
そんな時に、新しい親、という存在が大活躍します。
パートナーと完全に趣味が一致することなんて、ほぼないですよね?
つまり、子供の趣味に寄り添える可能性が高くなる、ということです。
子供としても、「頼るべきトピック」がハッキリしているのは、頼りやすくてコミュニケーションが取りやすいのではないでしょうか?
我が家ではテレビをほぼつけないのですが、街中を歩いていて見かけるアニメのポスターなどは、だいたい僕に聞いてきます。妻に聞いても全くわからないので(笑)
〜メリット3:違う環境で生活してきているので、違う視点で教育などの話ができる〜
通常の夫婦とステップファミリーの違いとして、子育てに参加するタイミングが違う、というものがあります。
どういうことかと言うと、通常の夫婦であれば、当たり前ですが"同じタイミング"で子供が生まれて、同じタイミングで保育園/幼稚園、小学校…などと子供が進学していきますよね。
どの学校にするか、などの意思決定は"同じタイミング"で行います。
しかし、ステップファザーだと、「すでに学校に入った状態」などで、子育てに参加するケースも多いと思います。
特に僕が今住んでいるエリアは学校として選択肢が多いので、色々な都合で転校や転園、なんてこともザラにあります。
そんな中で、ひとり親の時は考えてもいなかった新しい案や、子供が大きくなった時の未来観、みたいなものを提供することができます。
逆に、現状の選択に同意することがあれば、ひとり親側としても、とても心強いでしょう。決めたことに、些細な出来事でブレなくなるかもしれません。
ひとり親の選択、というのは、なかなか相談しにくい分、とても重いものだとヒシヒシと感じています。
そこにアドバイザーとして入ることができるのが、ステップファザーとしての役割かもしれません。
〜悩み1:子供の教育や接し方にどこまでタッチするか〜
先ほども書いたように、ひとり親の決断は相当重い覚悟があります。
進学にしても、なんにしても。
特に、子供の未来について真剣に考えている方であればあるほど、ステップファザーという存在は不確定要素になり得ます。
例えば、「子供との接し方はこうして欲しい」などの想いをどこまで汲み取れるか。
自分なりの考え方もある中で、本当にその接し方が正しいのか確信を持てない時、それはステップファザー側で葛藤のタネになります。
僕は多くを口出しするのは止めました。が、完全に妻の意向に沿って行動できている訳でもないです。
〜悩み2:小さい頃の子供を知らないので、性質が読みづらい〜
我が家にはいわゆるセメントベビーがいるのですが、その子と比較して感じることは、小学生くらいになってくると、言っていることが
・空想(遊びの感覚)で言っているのか
・気を使ってウソをついているのか
・本気で都合の悪いことを隠そうとしているのか
・本気で相手に不都合を与えようとしてウソをついているのか(これはないと思いますが…)
このあたりの読み分けが、2年ではまだわかりません。
また、妻と接している時と、僕と接している時は、また違う顔を見せたりします。
もちろん、子供も発育過程で様々な顔を見せるのは当然ですが、親として子供との接する時間が短いと、子供に対して筋違いのことで怒ってしまうかもしれません。
〜まとめ〜
今回挙げたようなことは、別にステップファザーだけに限らないのかもしれません。
しかし、悩みなどは特に、なかなか打ち明けられない、というよりも、深く理解してくれる人がいないのではないか、という思いがあるのも事実です。
似たような境遇の方が繋がる機会があると良いのかもしれませんね。