名月の美しさはもちろんのこと
二日目のけんちんの芋の美味さよ
なのに朝食にトーストを食う長男の若さよ
舌打ちしながらハムエッグ作ってやる親心
地域的な慣習かしらんが、十五夜にはけんちん汁と秋刀魚を食べます
昨日は魚屋に電話するも
『今年はダメダメ!秋刀魚は全然いいのが出てこないよ!開きのがマシ!』
そうなのか
『誰のせいだよ!』と次男が叫ぶ
仕事帰りに寄った生協で、秋刀魚の刺身の小さいのを1パックだけ見つけ、求めて帰る
家中が寝静まったころ
次男が窓を開ける音が聞こえて
『おかんおかん、月がきれい』のヒソヒソ声
ほんとだなー
『おかんおかん、兄の部屋の室外機ついてる!なぜ!?』
今夜は寒いくらいなのに、デブは暑いんだなー
『エアコンを止めよ、窓を開けろ』
寺山修司ばりのLINEを送信すると間もなく
室外機が静になり
空の月もホッとしてる
秋だ