家に帰ると


『からっ風街道で事故った』とLINEが

『今Sさん(バイク屋)のトラック待ち』

すぐに電話をかけ『ケガは?』

『大丈夫、すりむいたくらい』



外は嵐のような大雨

通りすがりのバイカーたちが、次男とバイクを運んで避難させてくれたらしい

お兄ちゃんが

『オレがすぐに行く』


バイク屋を手伝い、次男を乗せて

『おかん、すりむいたどころじゃねーぞ。今から医者に連れていくから一番近い○○病院に日曜の救急外来受け入れ可能か聞いてくれ』



そこで

破傷風の注射をうたれ

部分麻酔してえぐれた足をブラシで洗うという拷問のような治療が始まり

痛みとあふれる体液で眠れぬ夜を過ごしております

毎日医者が午前中いっぱいかかるので

仕事にも支障をきたし

社長にも叱られ


今日もまた傷パワーパッドから体液を滴らせ

足を引きずりながら拷問へと出かけました



ワタシは

バイク屋に行って

身代わりになったバイクに手をあわせてくるわー




というお話



バイクはー

調子づいたらあかんよーーー



昨日、ワクチンがすんだ婆さんのところに顔を出したら

なーんにも知らない婆さんが次男にむかって突然

『おまえ、バイクなんか乗ってないんだろ?だめだよ、バイクなんか乗ったら』

事故どころか免許取ったことすら知らない婆さんがなに!?



会う人全員に叱られて心配されてバイク全損でローン残って拷問受けてる次男に最強のトドメをさしたのは、九十歳のババアであった






お見通しだっ