おもしろそうだなとルポルタージュを読んでいると
この作者とは合わないなと思い始め
結局読まなくなることはよくある
事実だけを伝えるにしても主観は入るし
取材の仕方にもその人とナリは出るもんで
今読んでる本も
面白いんだけど『アホか』とか『知らんで行くか』とか『相手に失礼だろ』とか思い始めたらキリなく
結局ワタシが自分で思ってるように取材と文章を進めて欲しいんかいと気づくと
アホはワタシか
自意識過剰かみっともない
読みながらイライラしている自分がアホらしくて
まことに興醒め
もうこの手の本を買うのはやめよう
ルポルタージュは昭和までにしとこう
ご維新から昭和くらいの読み物が大好きで
下町色街仁侠もの
ドヤ街ボタヤマ夜這に身売り
落ちぶれ貴族の豪奢な嘆き
実際そういう文章が好きすぎて変なガッコに2年も通い
(ちゃんと大学行きゃあよかった)
戦争を逃げ切ったジャーナリストの亡霊のようなジジイのもと
おかしな青春を過ごしたものだった
話がそれました
段取り八分
だと思ってんのね
下調べ下準備心構え
が何もなくて取材に行くことの是非
飛び込みだから面白いものが書けるのか
費やした時間が現場の方が多いからいいのか
かもしれないねぇ
これは好みのわかれるところ
ワタシは段取りに費やす時間が必要なタイプ
生身の相手と話す時間は限られるから
言語を理解しながら聞きたい
なーーーんてね
田舎のおばはんが何を言うか
一冊の本も書き上げてから言いなさいよ
作家の友人に言われたことがあります
『作家はさ、才能がある人がなれるワケじゃないんだよ。書く人がなれるの。才能あっても書かなきゃなれないの』
ごもっとも
書かずにきました
身の回りのちっぽけな経済活動にのみ身をやつし身を削り
ここで気持ちの悪い遠吠え吐く程度です
じゃあ続き読もう
今時のルポルタージュの続き、せっかく買ったんだし
しかし
営業活動で一定の成果を出せているのは
この段取り八分が生きているような気がいたします
ありがとうジャーナリストの亡霊
ワタシのちっぽけな経済活動に
まことに役立っております
へんなガッコに出してくれたお母さん、おかげで税金払ったり息子食わせたりできましたよ