昨夜次男が帰ってきたので
2人でこっそりと就職祝い
ワタシがこの世でいちばん美しく美味しいと思っているお鮨屋さんへ
次男、生まれて初めて回らない鮨をカウンターで
カウンターに直に敷いた大笹の葉に、ガリの紅色が美しい
ゆっくりと、ひとつひとつ出される鮨を、大切に口に運び味わう息子
「俺、味がわかるわ、違いが!なんだこれものすごく旨い!」
「緊張しますね」と大将
「写真に撮ると、美味しさが消えちゃう気がするから撮らない」
アレルギーが酷かったから、食材の味がわかるようになったんですかね、小さい頃に外食とかしないでお母さんが作ったものだけ食べてたから
アレルギーでよかったこともあるんですね
なんて話をして、心の底からしみじみする
ワタシより年若い大将だが、店を出して20年である
行った時、外にものすげーお高いレクサス止まってるからどんな人がいるのかと思ったら
老夫婦が一組
膝掛けをして、ネギトロ巻きを小さく切ってもらって、おふたりで楽しそうに召し上がっている
奥様は、最近のお手伝いさんの千切りが太く雑になってきているのを嘆いている
ああ、眠くなった、ご馳走さま
ゆっくり立ち上がるおふたりを、きちんと見送る
若くして夫婦で店を出して
リーマンショックに見舞われて立ち行かなくなりそうな時
「あの御夫婦が週に何度もお越しくださったんで、うちの子たち学校行けたようなもんです」
うちの長男はここの長女と保育園が一緒で、大きくなったらお鮨屋さんになるって言ってたんだよなぁ
あのまま弟子入りしてくれたら良かったのに(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)
もっと立派な素晴らしい鮨屋がきっとあちこちにあるんでしょうが
アタシの一番は、ずーっとここんち
自分じゃなかなか行けないけどな
またなんかいいことあったら奮発します
今度は長男と3人で(あいつバキュームだから怖くて高い鮨食わせらんねぇ)
今朝は次男向き朝ごはん

この数日、ワタクシの脳内に居座り続けるmusicを、ぜひ皆さんに
お・す・そ・わ・け