カトリック教会でのお通夜に初めて参列したお話
先日、お客様が亡くなられてお通夜に
北海道からこちらに来られて
団子屋さんに婿入りし
年が明ければ96歳という大往生であった
つい数年前までお店に立って
団子、餅、稲荷寿司、海苔巻、おこわ、すあま、季節には桜餅や柏餅
うちの息子はここんちのあんドーナツが大好き
アタシは仕事の途中でちょいとかき氷を食べに寄ったり、すんごい赤いサクランボがのってるすんごい緑のクリームソーダを頼んだりした
ご主人は敬虔なカトリック信者で、一族皆さんそのようで
子供たち、孫、ひ孫
一緒に北海道から来られたご兄弟とその家族
聖歌隊が賛美歌を奏で
神父様が聖書を読みあげ
参列者が復唱する
いつも仕事でしかお会いしない皆さんが
普通のおっさんもおばちゃんも
当たり前のように賛美歌を
びっくりしたのはさっきまで隣で居眠りしていたうちの会長が、朗々と歌っている
団子屋をついだ娘さんたちも
黒いレースを深くかぶって
白くて長い上着を着て神父様の助手をしているのは、この前廃品回収に来たおじさん
なんか
すごい異空間
こんな身近にこんな異文化が
ものすごいびっくりした
とてもいいと思います
参列さしていただきありがとうございました
無宗教だからこそか
ちょっとした海外旅行気分というと不謹慎だけれど
ご主人はきっと笑って許してくれるだろう