最近、コーヒーを切らしてしまい
ポットに濃いめの煎茶を入れて持っていったら
これが実にいいんです
おいしい
ずーっと決まったお茶屋さんで、そこのおじさんが作ったお茶を買っていたのに
一昨年、おじさんが急に亡くなってしまいました
それで他のお茶屋で買う気になれず
しばらくおいしい煎茶を飲んでなかった
でも、江戸時代に近江から来て商いを始めた米やお茶の御店が会社の近所にあって
青空市でもお世話になってるんで、お茶を頼んでみました
「いくらくらいのにする?」
「んー、とりあえず最初だから名入れかなぁ。名入れと月を百グラムずつお願いします」
「ああ、それ。それはグンマのお茶組合で決めた銘柄なんですよ。うちは組合入ってないから、その銘柄じゃないけど、その値段のランクで持ってくるね」
!!!
なんと!!!
マジですか!!!
知らなかったーーー
良かった、東京のデパートとかで雪だの月だの言わなくて
宝塚ですかって言われるところだった
中学生の時「いいがね」というのが方言だと知ったのと同じくらいの衝撃
大店の番頭さんが持ってきてくれた名入れランクは、やっぱりおじさんのよりおいしくなかった
でも、その後青空市で買ったのは、香りが強くてとてもおいしかった
やっぱりおいしい煎茶はいいねぇ
そういえば正月に実家に行ったら、姉が「おまえがコーヒー飲みたがると思って、いい豆買ったから入れてやるよ」と
「すごくおいしい」と言ったら母がとても喜んで
「お母さんもコーヒーがこんなにおいしいと思わなかった」とか言って
いそいそと台所に行くのでハッと思い、慌てて追いかけた
やっぱり
お母さん、コーヒーは一杯でもう出涸らしなんだよ
二煎目はないんだよ
あら。そうかい。なんだかもったいないねぇ

家猫ふう子がベランダで少しは楽しめるように
以前切った金木犀の枝を置いてあげました
ちっとも遊ばないでまたいでいきやがります
でもたまに、前脚をかけ背伸びして、藪椿をフンフンしたりしてます
ふう子さん、太りましたねぇ‥‥