人に勧めたい本ブログネタ:人に勧めたい本 参加中


相手によってススメたい本はかわります



だって
「またワケの分からん本読んでる」とか言われることもあるし
そんなんススメて迷惑がられるのも申し訳ないし


「なにか面白い本ない?」と言われ
「あんたには、これ」とか「ノウミソ空っぽにしたい時はこれ」とか「これは泣けるヤツ」とか


で、後日「おもしろかったよ」って言われるとあーよかったって思う

せっかくなら普段からのその人の趣味思考に合ったものをススメたい






先日、お客様宅に立ち寄ったら、奥様お一人で

お約束の書類を取りに伺っただけなので、玄関先でおいとましようと

ふと、奥様がとても本を読むのがお好きだというのを思い出し

「最近、なにか面白い本をお読みになりましたか?」と一言

「そうねぇ‥‥最近は目が悪くて大きいものしか読まないの。これは‥‥漫画なのだけれど、いかがかしら」

と、一冊貸してくださった




近藤ようこ、五色の舟




奥様は七十を越えたかそれ前か
とても品の良い、かわいらしいお方

ご実家は東京だとか、こちらにはあまりお友達もなく、買い物などもよく東京へ行かれるとはうちの奥さんの噂話

初めてお会いした時、本棚に高野文子の「黄色い本」があったのを見て「ああ、これ私も持ってます。とても好きです。」と言ったのが会話らしい会話で
その後2~3回顔はあわせても、いつもご挨拶程度
その私に、いきなりこの本を
近藤ようこの「五色の舟」を




参りました




奥様には私がどんな人間にうつっていたのか

業務用スマイルの奥に流れる川が見えたか

賽の河原かガンジス川か




ひぇーーーーー




お返しに何の本をお貸ししよう





字がでかくて





ああ、無理

とても無理

修行が足りない




ということで、奥様にオススメしたい本がさっぱり思い浮かびません




ああ、私もこんな風にサラリと相手をギャフンと言わせるロックなばばあになりたい