昨夜、数年ぶりにカラオケ行きまして

(以下、長くなります)




しかも、元の職場の若者2人と




いや、元若者
元職場元若者




入社してきた時は今のうちの長男と同じくらいだったのに




クソ生意気なゴリゴリのオタクだったのに




時の流れはオソロシイ




一人はもうパパになり




もう一人はそいつの友人で半ニートの途中入社で

初めて会った時はガリガリで銀縁めがねで髪が腰まであった
車にはいつもピカチュウ

私の行ってる美容院に行き、紳士服の青山へ行き、机を並べ

仕事中、横を見るといつも静かに熟睡していた

それが私が辞めたあとの経理処理を、教えた通りにキチンとやりとげてくれた




2人が誘ってくれて

 

居酒屋で腹拵え

パパになった方は、かなり体格もよくなり貫禄が出てきていたが、ピカチュウくんは相変わらずガリガリの銀縁

相変わらず私と同じ美容院で髪を切り、車にはピカチュウが乗っているけど、キチンと再就職して立派に会社員になってた

ううう





そしてカラオケ




ここからが本領発揮



迷わずフリータイムを選ぶ2人
前と違うのは、ソフトドリンクは私だけってこと





そのあとは延々と、黙々と

ピカチュウくんが「誰にも気兼ねせずに好きな歌だけ歌おう!」とか「誰も知らないとか考えずに歌える機会なんてめったにないぞ!」とか時々マイクでつぶやいてます



三十代半ば
 


パパくんはひたすらデーモン小暮閣下となって高音シャウトし
ピカチュウくんはひたすら筋肉少女帯

五十のオバハンはゴールデンボンバー時々スガシカオ時々サンボマスター

後半、ワケがわからなくなってきて70・80年代のロックになり

オジーにジャーニーにビリー・ジョエル

ビリー・ホリディとチェット・ベイカー歌ったあとに

ヤツら立ち上がりチョチョチョチョッコレートチョッコレート歌い出し




夜も更け




「あたし帰る」

「マジすか。よし帰ろう」




会計で
「たい子さんはいいです。車出してもらったし飲んでないし」とパパのほう

ええええーーーっ!?

うろたえる私に
「大丈夫です。こいつが払うと言ってます」
とピカチュウくん




ぶったまげた

大きくなった

泣きたくなった

挨拶の仕方も電話の受け方も領収証の書き方もロクでもなかった

他の社員たちに採用するの散々反対された

オロローン





そんで今日は、遅かったわりに早起きし、掃除洗濯してすっきりし、ゆっくりといい日曜日を過ごしました



昨夜のことを思い出し、ベィビーメタル口ずさみながら



いい人生だなぁ
本当にありがとう