昨日はお見舞いの人がたくさん来て下さって、ちょっぴり疲れてしまった




極めつけは私の二番目の姉

とにかく変わり者

とにかく、早くから父親のいない私のことを高校生の頃から厳しくキビシく見守る、9歳上の姉

二十歳になるちょっと前頃から、突然オバケ体質になってしまった可哀想なヒト

それまでは頑固で真面目で融通がきかないけど、明るくてよく笑って料理や手芸の好きな普通の女の子だったのに

ある日の旅行先で、初めての金縛り、オバケ体験

その日を境に出るわ出るわ、運転中に女が叫ぶ、沼の横でハンドル引っ張られる、運転席のガラスが急に外れて落ちる、膝から下だけが交差点を走る 

まー、毎日家で泣いてました

よく狂わないでここまできたと思います

親戚の家にも行かなくなり、もちろん知らない親戚が増えるのなんてまっぴらごめんと、生涯独身

会社も辞めて勉強して資格たくさんとって、自分で法律関係の事務所をやってます

仕事以外の人たちと会うことも話すこともほとんどなく

なにかあると高級車をすっ飛ばして伊勢神宮とか行っちゃうし

自分でなんとかする方法を身につけたようです

私の手術の時も、手術室に入ったあとすっときて、気管送管がやっとできた40分すぎに「大丈夫ね」と言ってすっと帰ったそう



昨夜も来てくれたんだけど、私相手だとすごくいろんなこと話すのね

いいんだけど、ほら、大部屋だし
前に一年生の女の子いるし
姉には当たり前のことでも
知らない人はビックリしちゃうし
なにしろ、私もそんな人だと思われちゃったら、とても居づらい



「病院にウロウロしてるのはみんなザコばかりだから気にもとまらん」と言って天井の隅とか見ないで

「前世ではたくさん徳を積んだらしいが、今生では修行が足りんと怒られている」
誰にだよ~

「ちょっとしたこと以外は助けてはやれん。助けた分だけ自分が背負う。運命には逆らえん」
だから三番目の姉ちゃんが末期癌で苦しんでた時ほとんど来なかったんか~



とまぁ、こんな具合



話題を変えようと
今、実家にいる犬が寝たきりなんだけど
「お姉ちゃん、あの子死んじゃったらペットロスで大変だねぇ」
と言ったら
「大丈夫、次がある」
「え、また飼うの?もう大型犬はやめなよー」
「ちがう、身体が消滅したあとのあの子の次が見えてるということ。だから寂しくはない。サクラも時々来ているし」

はい、サクラは私が拾ってきてそのまま実家で飼ってた犬です
交通事故で死んでからもう20年近くたちます





と、そんな感じで




長くなりましたが、昨夜の私の不眠の原因です

部屋を抜け出して流星群を見に行ったけど、なんにも見えなかった
いや、なんにも見えなくてよかったよ、ザコたちが