鹿や猪がなんだか嬉しそうで、秋を感じます
少しずつ仕事に復帰しています
今朝は番頭さんが
「たい子さんがいないとてんやわんやだよ。社長も会長もアタフタしてるよ」
と言い
「これを頼めますか」
と、町内の老人会温泉旅行のチラシ
私のデスク上の書類の束
そのうえにそっと差し出された
ああ、去年は手拭い頭にのっけたオッサンのイラストまで入れてあげたんだった
大丈夫
私のPCには、老人会のホルダーがあります
番頭さんは敷地内の離れにご夫婦でお住まいなので、この夏、業務から引退しても、毎朝6時半には全ての雨戸を開けてくれます
私が出社すると、空気の入れ換えとゴミ捨てが済んでます
市役所の文化財保護課の方が、一番奥の裏通りに面したお屋敷を綺麗に直したら、私に住めとおっしゃいます
大正時代の木造瓦葺二階屋
今は瓦が落ちて草が生え、野良猫が出入りしてます
うーん
キレイにって、どこまでしてくれんだろ
そしてもしそこに住んだら
齢78歳の番頭さんなきあとは
私が雨戸を開け続けるのかしら
庭のミカンや柿や梅
山椒やふきのとう、茗荷
奥さんに代わって面倒するのかしら
代々続くお雛様を、出したり仕舞ったりするのかしら
でも、業務以外のそんな色々を
意外と楽しんでもいるんです
街中だし
猪よりいいかぁ
しかし復元するのに何年かかるやら
ね、ふう子さん
