まあ、ずいぶんとビビったもんである
診察から帰って、血圧を計ってもらったら100ー150
身体は正直
CTの画像をみながら
今回腫れ上がった側の親知らずの外側の骨が一部途切れている
これは、度々起こる炎症が治まらず、それを外側に逃すために自ら骨を決壊させた結果
今回、私の身体が選んだ決壊先がたまたま外側だったので、顔が腫れ上がり口が開かなくなり、入院騒ぎにつながったのだけれど
もし身体が内側を選んでいたら
炎症が逃げる先は気管方向
今回、寝る前はちょっと腫れてるかなーくらいだった
朝起きたら、とんでもないことになっていた
深夜に進行していたこの身体の異変が
気管支方向に行っていたら
深夜に呼吸困難になっていたということらしい
「それで亡くなる方もいますんで、親知らずはバカにできないんですよ」
私のあずかりしらぬところで
私の身体が
命の選択をやらかしていたとは
二階の息子たちは起きないだろう
自分で電話するのは難しいだろう
もしかしたら水から徐々にゆでられるカエルのように
少しずつ呼吸が細まって気づかずに気持ちよくオサラバしていたかもしれん
連休中でも仕事だった長男は
おかんはまだ寝てるんだろうと
部屋の前を素通りしていっただろう
次男はのんびり昼頃起きてきて
青黒い顔をした母を発見したんだろう
今頃は葬式もすんで
「飛び跳ねると痛いとか、疲れると痛いとか、そういうことですよねぇ」
はい、よく肝に命じます
死ぬことはこわくないけれど
何の準備もできない突然死は困る
これからは徐々に準備をしていこうと
強く思うのであったが
これもまた受験を再来年に控えた中2のように
一時の決心で日々が過ぎるんだろう
今日は気持ちのいい風が吹いて
運動会日和の良い天気です