リカーシブル【米澤穂信】 | 3児ママの徒然日記。

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2022年に海外移住、3児ママの徒然日記です。興味関心は教育(バイリンガル教育、プログラミング、その他いろいろ)、投資、カフェなど。
長男きゅーちゃん(インター)長女くうちゃん、次女ひーちゃん。

「リカーシブル」
作者:米澤穂信
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ふらっと行った本屋に「米澤穂信」の「満願」がミステリーランキングで三冠を取ったということで、米澤さん関連の本が並んでいました

「ミステリーランキングで三冠」という言葉に惹かれ、ついつい手にとり購入した一冊です。(この本で三冠を取ったわけではないのですが

米澤さんの本は以前に「儚い羊たちの祝宴」を読んだ時に、短編集ながら一つ一つが惹きつけられる面白さで「この人の他の本も読んでみたいな」と思っていた作家さんでした

それっきりで調べてもいなかったのですがこの方は映画「インシテミル」の原作者でもあるんですね映画「インシテミル」も以前に見た事がありますが、単に残酷な感じの物では無くてストーリーが面白かった記憶があります


そして今回読んだ「リカーシブル」ですが、「儚い羊たちの祝宴」とも「インシテミル」とも違った感じの青春期を描いたものでした。

とても切なくなるストーリーなのですが、主人公の女の子が強く活き活きと描かれていて、ミステリー本なのですが最後は清々しく本を読み終える事ができます
また例えて言うなら「かごめかごめって実は怖い話なんだよ」というような、民話を使ったゾクゾクっとくる「怖さ」も読みながら体験します滝汗

ストーリーとしては「現実離れ」している感はありファンタジーを読み終えた気分ですが、上記⬆︎の「清々しさ」と「怖さ」を体感しながら読めたので満足しました

米澤穂信さん、他の本もぜひ読んでみたいと思いました