子どもの頃、「お前は、○○川の△△橋の下で拾って来たんだよ」って、耳にタコが出来るほど言われた。
特にお盆やお正月に親戚が集まった場所で。
今になれば、それが軽~い冗談であることくらい分かる。
けれど、子どもだった私はその言葉を素直に信じた。
そして、何度も泣いた。
大人たちは、その反応を面白がって、更に輪をかけて私が傷つくような事を言っては、また笑った。
私は、両親に顔が似ていると言われた事がない。
確かに似ている自覚もないけれど。
だから、大人たちのそんな話に過敏に反応した。
その場で私をフォローしてくれる大人は誰もいなかった。
そんな時父は、率先して笑いを取るような話し方をした。
私が傷ついている事も知らずに。
今、私はことある毎に子どもたちにたくさん話をする。
そして、2人まとめてギュウっと抱きしめる。
あなたたちに出会えた幸せ。
産まれた時の喜びを伝えたい。
エコー写真や、赤ちゃんの頃の写真もたくさん見せている。
私たちの子どもに生まれて来てくれてありがとうって。
少なくとも、私のように子どもながら孤独を感じる事がないように。
私のキモチ、子どもたちに伝わるといいな…
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