日々おちゃらけ気味のblogを書いていますが、

今回はシリアスです流れ星



先日モーツァルトの舞台を観てから、

涼風さんの歌声で、ずっと耳の奥に残るフレーズがあります...

愛とは離れてあげること

私にとって、とても深い言葉ですキラキラ



大学2年の第2王子は、地方の大学に進学したので現在一人暮らし中です...

そして、一度も帰ってこようとしません



帰って来ないだろうなという事は分かっていました、

家族と一緒に過ごす事を避けるために地方の大学に進学したんだろうという事も、

もちろんお見通しです...母親ですから



でも、まもなく二十歳の誕生日を迎えるんです...

年が明けたら成人式も待っていますお祝い



私は母として、王子の二十歳のお祝いをしたいんです



久しぶりに王子の顔を見たいんですキラキラ



でも全力で拒否されました



王子は幼い頃から感受性がものすごく強くて繊細で、

それが故、自分にも他人にも厳しくかつ優しい人でした



人見知りだし、内向的だし、目立つ事が苦手で、

それでもみんなのために尽くす、縁の下の力持ち的な存在です



第2王子が一番母親の愛情に敏感だった頃、

王様が鬱を患い、小さな弟王子達も居て、

私自身もものすごく大変で、

その時期に第2王子に必要な愛情を注げなかった事実があります...

寂しさを抱えたまま育った王子は、家族に愛を感じないんでしょう



親として手探りが故に甘やかしていたかもしれない第1王子、

それを見ていた第2王子、

弟の出現で自分が弟ではなくなってしまった第2王子、

いつも兄弟の都合で振り回されていた第2王子、

楽しい思い出よりも楽しくない思い出の方が記憶に残ってしまったのかな...

時間は取り戻せないけれど、どんな瞬間も気にかけ見守っていた...

気持ちは見えないから、どんなに想っていても伝わらない...とても歯がゆいです



いつも何となく帰って来ない理由を避けていたので、

荒療治ではあるけれど、言わせてしまおうと決意し、

帰って来ない理由を聞かせて

と、問いかけました...

案の定な返信が届きましたが、それで私も決心がつきました



あなた方のことが心底嫌いだから、

あなた方が怖いから、

同じ場所にいるだけでストレスが溜まるようになってしまったから、

地方の大学を選んだのはこんな気持ちになってしまった自分の療養のために、



吐き出させる事で、何かが変わるものではないのかもしれないけれど、

私は王子の言葉を受け止める事が出来ました



ただ、受け止めるだけでなく、私の気持ちも伝えました...



幼い記憶に親に対する嫌悪しか残らないのは親の責任だという事、


寂しい思いをさせてばかりで、気持ちを満たすことが出来なくて本当に申し訳なく思っている事、


王子の人生は王子のものなので、家族と離れる事で穏やかに過ごせるのであれば、それでいいんだという事、


そちらで静養出来るなら、心身ともに健康に過ごして欲しいという事、


大学を卒業して自立するまで、親として全力でサポートしていくという事、

ストレスになるかもしれないけれど、今まで通りたまにLINEしたり、物資を送ったりするという事、

大学生活を思いっきりエンジョイして、ちゃんと生きて、いつも笑顔でいて欲しいと願っている事、


今は王子に響かないかもしれないけれど、

いつか私に笑顔を見せてくれる日が来る事を信じて待ちます



愛とは 解き放つことよ
愛とは 離れてあげること



モーツァルト劇中歌の星から降る金は奥が深いです



まだ幼い王子ふたりの母だった頃、

第1王子と第2王子を連れてランドに行くと、

乗れるアトラクションが限られていて、

唯一安心して3人で楽しめたのはイッツ・ア・スモールワールドでした



そんなスモワもリニューアル



こんな素敵なチョコもあるの



第2王子が当時の事を覚えていてくれたら、私にとって嬉しい想い出です音符