3/25~29までの4泊5日、

家族でオーストラリアのケアンズにお出かけしてきましたコアラ



王様の永年勤続休暇を27年度中に消化しなくてはならず、

これまでにも春・夏・冬休みに計画したのですが実現には至らず、

期限ギリギリのラストチャンスでしたアセアセ



王子達はもちろん春休み中なので、

お出かけに当たっては何の問題もないはずでした...

王子達に旅行の計画を説明し、

パスポートをゲットし、

スーツケースを家族(第1王子以外)分揃え、

ワクワクしながら出発の日を待っていました...

でも、出発当日、大変な事が起きました



我が家は、家族で旅行する時には必ずと言っていいほど、

出発時にトラブルが発生するんです



羽田空港に向かう途中で渋滞に見舞われ、飛行機に乗り遅れたり、

搭乗機のパイロットが下手すぎて目的地に着陸出来なかったり、

飛行機は飛んだものの、経由地から先が悪天候で足止めを食らったり、

まさかの事態に数多く遭遇してきました



今回は移動中のトラブルではなく、根本的な非常事態が発生したんです



第2王子は出不精で、年齢的にも家族っていう単位が苦手で、

外食しようって誘ってもいつもNOって答える息子です

そのくせ走るのが好きで、高校では陸上部に所属しています走る人



去年12月に貧血と診断され治療中でしたが、ほぼほぼ良好で、

気が進まないオーラを放ちつつも旅行には前向きだと思っていましたグッド!



パスポートも渋々ながら受け取りに行ってくれたし、

スーツケースもどの色にするか選んでくれたし、

旅行から戻ったらすぐ合宿で忙しいんだよなとか言ったりしていたし、

なんのかんの言いながら楽しみにしてくれているものだと、

バカな私は勝手に思い込んでいました



出発当日、第3王子とチビ王子は修了式を終え帰宅、

すでに休暇中の王様、どっぷり春休みな第1王子、

前日に修了式を終えて春休み突入中の第2王子、

そんな家族の皆さんの昼食準備に追われ、

荷物の最終チェックやら何やら、

自室にこもりっきりの第2王子を気にしつつ、

いつもに増してバタバタしていました



15時に家を出るのに、14時を過ぎても昼食すら摂らない第2王子...

何やってんだと一喝するつもりで彼の部屋をノックし、

返事がないのでひと声かけて入室すると、

椅子に腰掛けたまま、うつむいて拳を握りしめ、

締め付けられるような表情で王子が泣いていました



なぜ泣いているの...

行きたくない...

なぜ行きたくないの...

初めから俺は行くなんて言ってない...



困りました



ただでさえ泣かない硬派な王子です...

ポロポロ涙をこぼす姿なんて見た事がありません...

私も苦しくて泣きそうでした...

そんなに辛いなら行かなくていいとさえ思いました...

でもひとり置いて行かれません...

行かないなら私も残ります...

でもそれでは旅行が成り立たず中止も免れません...

そんなことをしたら、全く意味がありません...



一度部屋を出て王様に事情を説明すると、

表情を激変させた王様が立ち上がりましたが、

王様と王子では喧嘩になってしまうので、

再び私が王子の説得に向かいました



うつむいて涙をこぼす王子...状況は何も変わりません



彼の性格を思えば行きたくない気持ちも理解できます...

彼の中では、地団駄踏んで大暴れしている心境だったのでしょう...

でももし本当にひとり残して出掛けたら、

彼も私達も永遠に後悔する事になってしまいます...

私は彼の母親ですから、彼の気持ちが理解出来ても、

時に厳しい言葉をぶつける必要があります...

ただこの状況ではとてもそんなこと出来なくて、本当に困りました



ずっと迷ってたんだろうハッ

状況を見守っていた第1王子が言葉を発しましたプンプン

行きたいとか行きたくないとかじゃないんだ

これは家族旅行なんだ

行くっていう選択しかないんだよ

今のこのメンバーでの旅行なんて、後にも先にもこれっきりなんだ

行くしかないんだよ、行くぞ



そうなんです、その通りなんです

私が躊躇していた言葉を第1王子がぶつけてくれました



もし王様がこの発言をしていたらただ抑えつけただけになっていただろうし、

私が言っちゃっても良い結果にはならなかっただろうし、

自ら汚れ役を買って出てくれた第1王子に心から感謝しました...

第1王子は正真正銘、兄弟のリーダーですキラキラ



15時まで残り15分...

顔は上げたものの動かない第2王子に代わって、

空っぽのスーツケースに第1王子と私で必要なものを詰め込んで、

第2王子にはパスポートだけは持つように言い聞かせ、

リムジンバスが待つオリエンタルホテルに向かいました



心の闇を抱えたままの第2王子を連れて、

ようやく家族旅行のスタートです



旅行がスタートしてから家に戻ってくるまで、

第2王子は誰とも話さないし一度も笑わなかったです...

辛い苦行のような4泊5日だったことでしょう



Lineのプロフィールにも帰りたい帰りたい帰りたい帰りたいって...

各自撮った旅行の写真を載せようって第3王子が作ったグループは退出、

私からのメッセージに関しては既読すら付かずでした





第2王子の事を書かないと、旅行記がスタート出来なかったので、

ここまでが長くてスミマセンm(_ _)m





リムジンバスに揺られること1時間、集合場所は第3ターミナル飛行機

渡航感たっぷりな第1、第2ターミナルとは違い、

第3ターミナルは本当に後から取って付けたような雰囲気でした



このまま書くと長くなり過ぎてしまうので、

~機上の人編~に続きますパー




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今日はエイプリルフール






注意ブログスタンプ貼り付けましたが、

私の記事はエイプリルフールには関係なく、

全てフィクションです目