先日、パークの帰り道で見つけた風船みたいな不思議な蕾の正体はニゲラでした
しかも、すでに咲き終わって実になっているものを蕾と思い込んでいたようです
教えて下さったウニルさん、ありがとうございます
どんな花なのか気になって、さっそくネットで調べたところ、
どうやら私にとって、出会うべくして出会った花のような気がしてなりません
蘭世さん、こんな花が咲くんですよ
花の周りに見える蕾みたいなのは、全部実なんですって
風船みたいな実の中には黒い種があって、弾けて飛んでいく日までジッとしています
細かい糸状のレースみたいなのは葉で、
蕾はその葉に包まれるように佇んでいて、
繊細な葉に包まれたままふんわりと、幻想的な花が現れるんだそうです
しかも花びらのように見えるところが萼で、中央の地味なところが花だとか
気づかなかっただけで、結構たくさん咲いていました
青いのもありました..周りは弾けた後の実の姿です
奥の方の緑っぽいのは、蕾かもしれません
ニゲラという名はラテン語のニガー黒が発祥で、
種が黒いことから和名でもクロタネソウと呼ばれています
花を包んでいるようなレース状の葉は、
ヨーロッパでは美女の乱れ髪とか、ヴィーナスのほつれ髪とか言われているんだとか
英名はlove in a mist、霧の中の恋と呼ぶのでしょうか...
それとは別にdevil in a bush、茂みの中の悪魔とも呼ばれているそうです
ドイツでは緑の中の少女、ハーブとしてはwiid fennelと呼ばれているそうで、
調べれば調べるほど奥が深そうなお花ちゃんです
調べているうちに、私の胸にヒットしたのはニゲラの花言葉です
それは夢の中の恋
ニゲラの花には、好きな人と会うことができなくて、
悲しみのあまりはかなく消えた女性の化身という伝説があるそうです
他にも、不屈の精神とか、密かな喜びとか、花言葉はいろいろあるようですが、
私には夢の中の恋がいちばんピッタリきます
パーク帰りに出会うべくして出会ったお花ちゃん、
きっと何度も目にしていたはずなのに、
なんでこのタイミングで気づいちゃったのかしらね
夢で会いましょう…っていうか、夢でも会いましょう…ね
不屈の精神で、自分だけにしか分からない、密かな喜びを増やさなくっちゃ
