「産まれたらお腹は凹むものだと思っていました……」
と、週産後、数か月経過しても、
こんもりと膨らんでいるお腹をみて嘆かれる
ママさんは少なくありません。
産後1か月半ほどは、
子宮のサイズが戻りきっていないことで
お腹がふっくらしていますが、
子宮はその後、元のサイズになっていきます。
妊娠により変化した体型は
産褥期を過ぎたら早々に改善していきたいものです。
産後の取り組みがうまくいっておらず
出産してから、下腹部ぽっこりは一生もの・・・
お尻が大きいのは仕方がない
ぽっちゃり体型は定め・・・
洋服は体型を隠すもの・・・
と、諦めてしまうのは悲しいものです😭
今回のテーマでもある、出産を経験された方が
体型を妊娠前に戻すために必要なことについて
お伝えしていきます。
① 骨盤サイズ
② 筋力
③ 関節可動域
この3つにアプローチすることで、
妊娠前のシルエットを取り戻すことは可能です。
運動をしても食事をコントロールしても体型が戻りきらない方は、 この3つのどれかが妊娠前と大きく違っています。
骨盤サイズ、筋力、関節可動域の
現状と改善策を知って
産後の体型戻しを成功させましょう!
① 骨盤サイズ
妊娠により広がって見えてしまうのは、
「腸骨」という
骨盤の両サイドに蝶の羽のような骨の角度が
変わってしまったからです。
蝶が羽を広げるように、
赤ちゃんの成長とともに幅を増していきます。
ここは出産後、最優先で整えていきたい部位です。
ここを戻す対策として、
腸骨が締まるように骨盤ベルトを活用するのも○です。
同時に、骨盤を内側から引っ張ってくれる
骨盤腔内の筋肉を使えるようにしていきましょう。
◆骨盤体操◆
1.あぐらで座る
2.骨盤を起こす、前に倒す
姿勢を正すように、骨盤をまっすぐにして、
お尻と床の接地面を狭くしていくように
重心を前に倒していきます
3.お尻が浮きそうになるところで骨盤の角度を維持しながら、
背中を反らします
4.背中を丸める
背中を丸めることで骨盤が後ろに倒れます。
後ろに倒れた骨盤を、前に傾けて、
背骨を動かしても骨盤の角度をキープ
そしてまた後ろに、どーんと倒して、起こす、…と
自然に呼吸をしながら10回繰り返してください。
お尻から上半身を波打たせるような動きが
腸骨を内側から引っ張る作用を助けてくれます。
これは出産退院後から始められるので
1日1回の実施をおススメします!
「出産は、もう何年も前…」
という方も諦めないで!
次回は、妊娠・出産を経験することで
衰える筋肉について
くわしく解説していきます。
筋力は、年齢に関係なく取り戻すことが可能ですし、
子供を産んでから
何十年も産後の体のまま
放置している女性は本当に多く、
それが体重増加や体型の崩れはもちろん、
肩こりや腰痛、膝の痛み、
あらゆる女性の悩みを生じさせています。
これを機に、スタイルの悩みから解放されましょう!
今月発売の「サンキュ!7月号」に1分ねじれ筋のばしの
見ながら実践ポスターが付いているので
ぜひご覧ください♪