コロナの怖さ⑨ | 46歳未亡人、前を向く。

46歳未亡人、前を向く。

46歳のなっちゃんです。去年9月にコロナによって最愛の夫を亡くし、突然の未亡人になってしまいました。
辛かった日々を乗り越えて、今は娘と二人何とか前向きに頑張ってます!
そんな母娘の日常と主人の闘病生活を綴ります。



入院してから6日目。






とうとう人工呼吸器を装着する事になってしまいました…







当たり前ですが、LINEを入れても全く既読にならない。






でも回復をする事を信じて。

いつか読んでくれる事を信じて。







毎日毎日、LINEし続けました。








時々鳴る着信音は、病院から。



病院はLINE電話ではないので、着信音が違うためすぐに分かるんです。








「今日も回復がみられません。」








着信がある度に、悪い報告しかなく。








次第に着信音に怯えるようになっていきました。







いつ、病院から悪い知らせが来るか分からないと思うと、夜も眠れず睡眠障害は悪化するばかりで。







心療内科で睡眠導入剤を処方してもらうほどになってしまいました。








ストレスって怖いですね。







頭痛や首痛まで酷くなるんです。







何を食べても美味しくない。


そもそも胃が受け付けない。






体重も減るばかり。






そんな弱った私を母が心配して、しばらく実家に帰るようになりました。(実家は近所です)







みんなといると、幾分か気持ちも和らぎ、余計な事を考えなくて済みます。







その間、主人の仕事関係をどうにか終わるよう手配したり、高額医療費の申請をしに役所に行ったり…

自営業なので、銀行で予めお金を下ろしておいたり。






やれる事はやっておこうと、自分なりに頑張っていました。







そして、人工呼吸器装着してから5日目。







また、あの恐怖の着信音が鳴り響きました…




【つづく】