☆6月4日~6月10日は「歯の衛生週間」です☆
虫歯の原因菌が大好きなもの、それが「砂糖」です
今日は「砂糖」についてお話しします
虫歯の原因菌は、人が摂取した飲食物中の砂糖(ショ糖)を摂取し、分解して酸を出します。
この酸により歯が溶かされ虫歯が発生し進行するのですが、
食事や間食の内容や摂り方によって虫歯の発生は大きく変わってきます。
「砂糖」をコントロールすることが、虫歯予防へ繋がるのですが
私たちが大好きなオヤツに、どの位の砂糖が含まれているのでしょう
一般的なオヤツの中に含まれる大体の砂糖の量を角砂糖(3.6g)で表記してみました。
・アイスクリーム 5個/1カップ
・大福 3個/1個
・チョコレート 5.5個/1枚
・プリン 4個/1個
・あんぱん 6.5個/1個
・あめ 1個/1粒
・コーラ 15個/500ml
・ポカリスエット 10個/500ml
・サイダー 13個/500ml
・カルピスウォーター 6.5個/500ml
普段何気なく口にしている物ですが、かなりの砂糖の量ですね
砂糖を多く摂取すると全身の健康に影響してきますが、
虫歯発生に関しては砂糖の摂取回数や時間がより関係してきます
飲食をすると、虫歯の原因菌が飲食物の砂糖から酸をつくりだし、
口腔内の歯垢のpHが下がって酸性になります。
その酸が歯の表面を溶かして脱灰が始まります。
しばらくすると、唾液の働きにより酸が中和されます。
脱灰によって奪われたカルシウムなどが再び歯の表面に戻ってくることで再石灰化されます。
これらの脱灰と再石灰化の2つの反応が、歯の表面で繰り返し起こっているのですが、
脱灰と再石灰化のバランスが保たれている限り虫歯は発生しません
しかし、キャラメルのような歯面への停滞時間が長い甘味食品をとることで、
pHが下がった酸性の状態が長くなり脱灰が進んでしまいます。
さらに、下がったpHが唾液の働きで回復するのに30~40分かかるため
砂糖を含む飲食物を頻繁にとることで、再石灰化が追い付かずに脱灰が進み
「虫歯」が発生し進行するのです。
では、虫歯を予防するにはどうしたらよいのでしょう
それは「砂糖の摂取を控え、飲食の回数を減らし、だらだら食べない」です
乾燥している時に食べる喉飴や、運動中に飲むスポーツドリンクも注意が必要です
砂糖ではない、虫歯の原因菌に影響のない代用の糖を利用することで、
砂糖の摂取を抑えることもできます。
飲食品選びに気をつけ、オヤツは一日1回、こまめな水分補給はお茶か水にしましょうね
次は、虫歯予防の基本、「歯磨き」についてのお話です