はじめに

「みちしげさゆみさいせい」の暗号とともに「再生」してからというもの、音と光、映像とイリュージョンによる新感覚パフォーマンス「SAYUMINGLANDOLL」を次々と成功させている道重さゆみ。

 

宿命公演のサウンドトラックがとてもめちゃくちゃよいので全曲レビューします。させてください。

 

 

 

 

  収録内容 作詞 作曲 編曲
1 SAYUMINGLANDOLLオープニングテーマ
~キラキラは1日にして成らず!~
つんく つんく 大久保薫
2 朝のfashion show 樹林伸/AnJu AnJu 大久保薫
3 自分に向かって、ウインクひとつ 樹林伸/AnJu 大久保薫 大久保薫
4 ありえない遊園地 大森靖子 大森靖子 大久保薫
5 ダーリン、寂しいな つんく つんく 大久保薫
6 キャンディーボックス 樹林伸/AnJu 大久保薫 大久保薫
7 EIGAをみてよ 大森靖子 大森靖子 大久保薫
8 ガールズウォーク 樹林伸/AnJu 大久保薫 大久保薫
9 サンセットドライブ 樹林伸/AnJu AnJu 大久保薫
10 美味しい罠に気をつけて 樹林伸/AnJu AnJu 大久保薫
11 エンドレスナイト 樹林伸/AnJu AnJu 大久保薫
12 I'm only...so lonely lovely girl つんく/樹林伸 つんく 大久保薫
13 私の時代!
(SAYUMINGLANDOLL~宿命~ Ver.)
つんく つんく 平田祥一郎

 

収録曲はこんな感じ。この公演のための書き下ろし12曲+ボーナストラック的な位置付けの13曲目。

 

書き下ろし12曲の内訳は、つんく3曲と大森靖子2曲、残りが樹林伸とAnJuによるもの。

AnJuはシンガーソングライター。樹林伸は金田一少年の事件簿の原作者らしいよ。

編曲はいつもの大久保薫。

 

それではレビュー行ってみよう!

 

1.SAYUMINGLANDOLLオープニングテーマ
~キラキラは1日にして成らず!~

テクノなイントロからストリングスでどんどん盛り上げていくアッパーチューン。
 

「キラキラは1日じゃ成んねえ」はまさに道重さゆみを象徴するフレーズ。Aメロで登場する女の子の過剰なまでの自信は、努力と練習に裏打ちされたものだとサビでわかる構成になっている。

 

間奏でダブステップっぽくなるのも面白い。

 

 

2.朝のfashion show

 

ラグタイム?カントリー?系のピアノにブラスの音が覆いかぶさる。レトロな曲調がかわいい。ここまでするんだったら打ち込みじゃなくても...という印象が一瞬浮かぶが、Bメロの金管楽器っぽいけど金管楽器じゃないなんともいえない音は打ち込みならでは。

 

朝起きて服を選ぶ、自分だけの鏡の前のファッションショー。2曲目で朝を出してくるということは、アルバム全体で1日を表現しようとしているのかな?と想像がつく。

 

ボーカルの聞き所は、「朝のfashion show Wow Yeah」の歌い回し。

 

 

3.自分に向かって、ウインクひとつ

 

服が決まったらお化粧。自分に向かってウインクひとつ、「よし、今日も可愛い!」。ドラムンベースの軽快さでお出かけ前の晴れやかな気分を演出。

 

 

4.ありえない遊園地

 

サンプリングされた道重さゆみの声が左右から聞こえてくる。観覧車なのかドライブなのか...自分がどこにいるかわからない。赤と白のコントラストはどこか非現実的な感じ。

 

「可愛くないこと言えないルールに甘えないで」のリフレインはいつまでも聞いていられる。「ない」と「ルール」の歌い方に注目。

 

台詞パートはハロプロリスペクトか。しかしここまで早口の台詞は大森靖子のカラー。

 

 

5.ダーリン、寂しいな

 

アイドルソングど真ん中。ヴォコーダーによるコーラスもなにもかも、聞こえてくる声は全部道重さゆみという幸せに浸れる。ラララのピピピを彷彿とさせる曲調だが、聴き比べてみるとこちらの曲のほうは声があまり加工されていないことに気づく。

 

 

6.キャンディーボックス

 

まるでキャンディーボックスのように色とりどりのブティック。ビッグバンド風の伴奏に乗せて。ドラムは生かと思うぐらいだが、ベースはデフォルメされた感じの音。まだまだ続くと見せかけて唐突に曲が終わる。

 

 

7.EIGAをみてよ

 

緊張感のあるピアノのイントロから始まり、同じコード進行の繰り返しで最後まで持っていく。サビのボーカルとブラスが、互いに重なりそうで重ならない絶妙なライン。道重さゆみのリズム感の良さが光る。

 

「直でわたしをみないで」とは外見でなく内面を見て欲しい乙女心だろうか。心の中ではかわいいことばっかり考えてるわけじゃないけど(「ポップコーン噛む音うるさいんだよね」)それを見た後でもかわいいって言ってほしい。

 

女の子がお砂糖とスパイスとその他素敵なものでできているとするなら、このアルバムのスパイス的ポジションの曲。

 

 

8.ガールズウォーク

 

ザ・歌謡曲。森高千里が歌ってそう。女どうしの友情はなにものにも代えがたい。少し早歩きで歩くぐらいのリズム。

 

 

9.サンセットドライブ

 

アルバムも終盤。そろそろ日が沈む。トロピカルハウス風のトラック。ストリングスのメロディーが複雑。ギターが単音でビートを刻む。

 

夕日が浮かぶ海までドライブ、というベタだがとてもきれいな景色。だが突然出てくる「あの子」の意味はよくわからない。

 

 

10.美味しい罠に気をつけて

 

ハープが紡ぐ三拍子。子守唄のような雰囲気。素敵なディナーに素敵なワインで、自分が自分でなくなってしまいそう。甘い言葉にも気をつけて。1分52秒の小品。

 

 

11.エンドレスナイト

 

「ソムリエが」の歌い出しにリズム感を感じる。「エンドレスナイト」という曲名だが、「女子2人で話は尽きない」という曲なのでなーんだとなる。

 

 

12.I'm only...so lonely lovely girl

 

ストリングスとハープの伴奏で歌い上げるという、古今東西の歌姫が通ってきた道。歌唱力が試されてしまうが、声がいいので最後まで聞けてしまう。2番の「キュンとこない」の部分は喋るように歌っていて天才的。

 

「愛のビジョンちゃんと持ってる」「理想を下げるくらいなら」「どなたの事も傷つけない」という、妥協しない道重さゆみの境地を綴った歌詞。

 

 

13.私の時代!
(SAYUMINGLANDOLL~宿命~ Ver.)

 

ボーナストラック。歌がさゆだけでも十分聞ける。カップリングの時よりも吐息を使ってる印象。

 

 

まとめ

アルバム全体として世界観がよくできていていいですね。僕のイチオシは2,7,12曲目です。

 

皆さんも機会があれば聞いてみてください!

 

京ハロ四回生 みた